焼かれなかった帽子。

歩いて職場へ。
気持ちよく歩けるこの季節はありがたい。


疲れが抜けず、ぼんやりした頭と体で1日過ごす。


退勤後、本屋へ。

やっぱり、文学にはこういう遊びがないとつまらないや。

退屈男さんが気にしている亀和田武「この雑誌を盗め!」(二見書房)が平積みされていた。今日はチェックするだけにとどめる。


駅前のつけ麺屋で夕食をとり、サブカル系古本屋へ行き、同僚に頼まれた本を1冊購入。


歩いて帰宅。
途中のコンビニで買った『週刊新潮』と『週刊文春』に目を通す。
週刊新潮』に掲載されている岡崎武志さんの「とっておき私の京都」第3回は“大銀食堂”。僕が先月行ったのは支店の方なので、この写真で初めて本店を見る。
この記事の前が7ページにわたる“つま恋”特集のグラビア。こちらにも岡崎さんが写っていそうで思わず探してしまう。
週刊文春』の「私の読書日記」で鹿島茂さんが長谷川邦夫「美酒と革嚢 第一書房長谷川巳之吉」(河出書房新社)を取り上げて《戦前の中小出版社興亡史としておもしろく読める。たいへんな労作である。》と褒めている。やっぱり、欲しいな。


ニュースで先日亡くなった丹波哲郎さんの棺に「Gメン75」で使った帽子が入れられたことを知る。5年ほど前の父の葬儀では、母が悩んだ末、仕事をする時の父が愛用していた帽子を入れなかったことを思い出す。その帽子は今でも実家の居間のサイドボードの上に父が被っていた時の汚れもそのままに置いてある。


今日の4000番台。


デクスター・ゴードンのBN第2作が4083番。ケニー・ドリューのピアノトリオを従えてワンホーンでの吹き込みとなっている。同じワンホーンとしてはソニー・クラークと競演した「ゴー」(4112)と「ア・スインギン・アフェア」(4133)の方が好みだが、6曲目の自作曲での余裕シャクシャクのバラードプレイには降参です。
「デクスター・コーリング」というタイトルと電話ボックス内のデックスの写真を見ていたら、映画「ラウンド・ミッドナイト」で、フランシス父娘といっしょに海岸を歩いていた彼がオモチャの電話を拾ってニューヨークに「もうそっちには戻らない」とふざけて通話するシーンを思い出した。あのシーンはこのアルバムを意識して作られたのではないのかな。


購入1。

【購入できる新刊数=2】