年明けから面倒くさい日々が続いている。これから半月ほど1年で一番憂鬱で胃の痛い時期を過ごさねばならない。そのため、数年前までは毎日更新していたこの日記もこの時期になるとしばらく休業していたものだ。今は毎日休業しているような感じだけどね。
今日は午後の野外仕事を早めに切り上げて退勤。
本屋に寄る。
- 『モンキービジネス』vol.12
“人生の意味号”という文字にフラフラと手に取ってしまう。たぶん、人生に疲れているのだ。
バスで「ふじ特選落語会」の三遊亭白鳥の高座の無料動画をiPodで視聴しながら帰る。
帰宅して、今週の土日(22日・23日)に迫った池袋古書往来座の外市出品用の本を段ボールに詰める。いつものようにキャリーに括りつけ、近くのコンビニからゆうパックで往来座へ送る。今回はあまり準備に余裕がなく、35冊ほど。到着も22日の午前中になってしまう。22日は仕事でどうしても動けないが、23日(日)には会場に足を運ぶつもり。
家に戻り、関西風鍋焼きうどんで夕食を済ませてからポストに届いていた『Monthly Takamitsu』156号を読む。“2010年度収穫回顧号”だ。「ライブ篇」、「落語篇」、「映画篇」はこちらが口を挟めるような数を見ていないので何も言えない。
「書籍・雑誌篇」には自分の中の言葉がスルスルと反応する。『彷書月刊』の休刊は僕にも悲しい。書肆アクセスがあったころはあの店で買い、閉店後は定期購読をして毎号楽しみにページを繰っていた。すべてを読むような読者ではなかったが、手にしてペラペラと誌面を眺めているだけで充分モトのとれる雑誌だった。そして編集長の田村治芳さんの他界。僕が田村さんを初めて見たのは、中野であった『彷書月刊』のイベントに参加した時だ。田村さんと岡崎武志さんが古本のセリ市を行い、そこで僕は「植草甚一読本」(晶文社)を買ったのだった。関口良雄「昔日の客」(夏葉社)と黒岩比佐子「パンとペン」(講談社)は僕にとっても大収穫本。吉田豪「新人間コク宝」(コアマガジン)は読みたいと思っている本なのだが、書店でも見かけないし、アマゾンでも新刊では手に入らない、なぜ(さっき確認したら、現在は入手出来るようになっていた)。
「ポッドキャスト篇」で紹介されている「東京ポッド許可局」、「Dig」、「小島慶子のキラ☆キラ」は僕もiPodに落としているもの。
「テレビ番組篇」の「Q10 キュート」はまさにこの「マンスリー」によって教わり、遅れた観客として楽しんだ。岡町高弥さんが賞賛する木皿泉の脚本とイッセー尾形の演技のコラボレーションを最近手に入れたこのDVDで楽しんだ。永作博美をデザートにして。
イッセー尾形と永作博美のくらげが眠るまで -犬- [DVD]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2000/09/20
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そして、この2冊で木皿泉のおさらいもした。
- 作者: 木皿 泉
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2010/09/28
- メディア: 単行本
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今回、外市に出品する「伴健人商店」の本は以下の通りです。
【単行本】
金子光晴「フランドル遊記 ヴェルレーヌ詩集」
岡崎武志「古本病のかかり方」
村上龍・村上春樹「ウォーク・ドント・ラン」
中野翠「ごきげんタコ手帖」
片桐はいり「もぎりよ今夜も有難う」
小谷野敦「能は死ぬほど退屈だ」
NHK「美の壺」制作班編「美の壺鎌倉」
「鎌倉散歩マップ」
京阪神エルマガジン社「DESK&SWEETS」
国枝史郎「神州纐纈城」
ドゥルーズ・ガタリ「リゾーム序」
吉行淳之介・開高健「街に顔があった頃」
古川益三「まんだらけ風雲録」
ジョルジュ・バタイユ「聖なる神」
サラ・イイネス 「誰も寝てはならぬ14」
【新書】
スチュアート・ダイベック 「シカゴ育ち」
【文庫本】
小林信彦「回想の江戸川乱歩」
小林泰彦「アウトドア・ライフ入門」
ドナルド・キーン「声の残り」
ウェッバー編「パブロ・カザロフ 鳥の歌」
葦原邦子「夫 中原淳一」
篠田一士「グルメのための文藝読本」
夏目伸六「父・夏目漱石」
金井美恵子「小春日和」
金井美恵子「タマや」
角田光代・佐内正史「だれかのことを強く思ってみたかった」
沢村貞子「わたしの茶の間」
大西巨人「神聖喜劇1〜5」
草野進編「プロ野球批評宣言」
山田風太郎「戦中派不戦日記」
東山魁夷「唐招提寺全障壁画」
戸板康二「ぜいたく列伝」
アンディ・ウォーホル「ウォーホル日記(上)」
【雑誌】
『鳩よ』 No.192
『フリースタイル』No.14
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「外、行く?」
南池袋・古書往来座の外壁にズラリ3000冊の古本から雑貨、楽しいガラクタまで。敷居の低い、家族で楽しめる縁日気分の古本市です。2011年、「外」はじめ!
■日時
2011年1月22日(土)〜23日(日)
雨天決行(一部の棚などは店内に移動します。)
22日⇒11:00ごろ〜19:00(往来座も同様)
23日⇒12:00〜18:00(往来座も同様)
■会場
古書往来座 外スペース
東京都豊島区南池袋3丁目8-1ニックハイム南池袋1階
http://www.kosho.ne.jp/~ouraiza/
→池袋ジュンク堂から徒歩4分