本の山の落ち穂拾い。

 連休最後の日も職場へ。体調が微妙なので家で休んでいたいところだが、明日からの仕事を考えると今日のうちに済ませておかないとならないことがいくつか溜まっている。


 夕方近くになるとだんだん気分が悪くなって来たので引き上げることに。


 本屋へ。仕事関係の本を1冊買い、レジ横で『本の話』10月号をもらう。バス待ちで『本の話』から芝山幹郎×小林信彦黒澤明との20年」を読む。先日購入した小林氏の新刊「黒澤明という時代」の販促対談。小林さんはいつもの「野良犬」礼賛。芝山さんの黒澤評は初めてなのでこちらが興味深い。ただ一番驚いたのは4ヶ月の予定をはるかにオーバーした「七人の侍」の撮影期間の対比として出てきたクリント・イーストウッド監督作品「チェンジリング」の撮影期間が42日間であるというコメント。なんでそんなことができるのクリント。

黒澤明という時代

黒澤明という時代


 帰宅後、次の読みかけ本として高島俊男お言葉ですが…別巻2」(連合出版)を選んで読む。やっぱり高島本は面白い。橋本治「完本チャンバラ時代劇講座」(徳間書店)を読んたという文章があった。橋本治ミーツ高島俊男ってなんかすごい。

お言葉ですが…〈別巻2〉

お言葉ですが…〈別巻2〉


 この連休は休みがなかったが読みかけで置いておいた本を何冊か読み終えることができたことで少しは元が取れたような気がする。これも秋の落ち穂拾いか。