新聞広告で見つけた新聞広告の本。

 仕事場で仕事をしながらイヤな汗が出る。喉に違和感があり、頭の奥に固形物があるような鈍痛がある。熱は上がらないのでインフルエンザではないが足のだるさは風邪の症状を思わせる。こんな微妙な状態が先週末から続いており、大事をとって早めに仕事を切り上げる。


 職場で見た新聞広告に南陀楼綾繁「老舗の流儀 戦後六十年あの本の新聞広告」(幻冬舎)が載っていった。そうだ出ていたのだ。本屋で探さなければ。

老舗の流儀―戦後六十年あの本の新聞広告

老舗の流儀―戦後六十年あの本の新聞広告

 いつもの本屋へ。文芸棚になく、サブカル棚にない。題名から考えてビジネス書棚にあるのではと行ってみるが、いつも極力遠ざけている苦手なジャンルゆえ、書名がなかなか目に入ってこない。結局見つからず。


 サブカル系古本屋を覗いてから別の本屋へ。ここは先ほどの店より小振りなのでビジネス書の新刊台が小さくそこで無事発見。


 久しぶりにTSUTAYAに寄る。CD4枚1000円のセールをやっていたので落語の棚に行くと新入荷がいろいろ並んでいた。まずは落語から3枚。

立川談笑

立川談笑

柳家喬太郎 名演集2 金明竹/錦木検校

柳家喬太郎 名演集2 金明竹/錦木検校

春風亭昇太3-昇太の古典-

春風亭昇太3-昇太の古典-

 あと1枚は、知人の評価が高いので気になっているパフュームを選ぶ。知っている曲が複数入っているこれを入門用に。

  • パフューム「GAME」

GAME

GAME

 帰宅して借りてきたパフュームを流しながら読みかけの長嶋有「ねたあとに」(朝日新聞社)を読み終える。「ジャージの二人」で有名なあの山の家に毎夏集まる仲間たちのゲームと虫の世界。まるで私小説のように作者と等身大の人物が出てくるためどこまでが事実でどこまでが創作なのかという微妙さを楽しむ。


 久しぶりに友人に送る本を選び箱に詰める。今回は「友人の歳で読むべき本」というリクエスト。これは難しいよね。考えているといつまでも決まらないので、今僕が友人に読んでもらいたい本ということにして十数冊を箱に入れた。

 ネットで庄野潤三さんが亡くなられたことを知る。「庭のつるばら」を選んだのはただの偶然。決してよい読者ではなかったがこれもささやかな追悼となるであろうか。