目覚ましを8時にセットしたのだが、7時半頃に目が覚めてしまう。出張のない日曜なのだから目覚ましなどかけずに気のすむまで寝ていたいところなのだが、明日締め切りの仕事が終わっていないため昼までには職場に行かなくてはならないのだ。
溜まっていた洗濯物を洗濯機に放り込むだけはして、あとは寝床でぐずぐずテレビを見ている。そうでもしていないと休日であることを実感できない。出勤前にクリーニング屋に行き、ワイシャツを数枚出して、代わりに十数枚受け取ってくる。先日のおっちょこちょい主婦パートの女性はいなくなっていた。クビになってしまったかな。
このところの仕事がらみの重い気分を少しでも軽くしようと昨日衝動買いした夏シャツを着て行く。持っているシャツの90%以上がボタンダウンなのだが、このシャツの襟にはボタンがない。こういうシャツを欲しいと思うのは僕にとってはかなりイレギュラーなことなので、たぶん何かを変えたいと思っているのだろう。990円のセール品で今の気分が変わるのであれば安い買い物であるのだが。
正午に職場に着き、毎日新聞の読書欄と「毎日かあさん」をチェックしてから仕事。上司を含めた人影がなくストレスのない場所で自分の生まれた年にスタン・ゲッツとビル・エバンスが録音したアルバムを聴きながら6時間近く机にへばりついて仕事をやっつける。よし、今日はこれまで。
- アーティスト: スタン・ゲッツ,ロン・カーター,ビル・エバンス,リチャード・デイビス,エルビン・ジョーンズ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2000/06/01
- メディア: CD
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気晴らしに歩いてブックオフへ。久し振りだ。105円棚だ。
- 串間努「ザ☆ガム大事典」(扶桑社文庫)
- 春風亭昇太「楽に生きるのも、楽じゃない」(新潮OH!文庫)
- 夏目房之介編「眠らせろ!」(福武文庫)
- 夏目伸六「父・夏目漱石」(文春文庫)
- 本田一郎「仕立屋銀次」(中公文庫)
- 前坂俊之編「阿部定手記」(中公文庫)
- エレン・ケイ「児童の世紀」(冨山房百科文庫)
- 藤井淑禎「清張ミステリーと昭和三十年代」(文春新書)
「ザ☆ガム大事典」は明治大正から平成に至るガムの包み紙がカラーでフンダンに載っているのがすばらしい。このシリーズは「ジュース」、「おかし」、「飲み物」が出ているらしい。他も欲しいな。
夏目房之介と夏目伸六という漱石血縁者本が並んだのは偶然。「眠らせろ!」は眠りに関する文章や漫画のアンソロジー。村上春樹、滝田ゆうなど。
阿部定本は手記だけではなく新聞記事や尋問調書などが入った阿部定関係のバラエティブック。安吾と阿部定の対談や安吾の「阿部定さんの印象」が入っているのが安吾者としてツボ。
ブックオフの105円棚で冨山房百科文庫を見つけたのは久しぶり。この文庫があればダブりでも必ず買ってしまう。
ここのブックオフに来たら必ずと言っていいほど寄ってしまうモスバーガーで夕食。偶然店内には単独客が多く、そのほとんどが本、雑誌、ノートを開いて作業に没頭していた。
僕は携帯本の京須偕充「志ん朝の走馬灯」(ちくま文庫)を読む。この本を読んでいると志ん朝の言葉を浴びたくなる。店を出るとiPodで「酢豆腐」を聴く。夏だから夏の噺を。
- 作者: 京須偕充
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/05/11
- メディア: 文庫
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