済みと×。

 相変わらずの停滞感を払しょくするために頭の中にクリアすべき仕事を書きだして、その上に×をつけて行くようにひとつひとつ潰していく。朝いちから夜8時まで×を重ねて予定の仕事をすべて済みにしてみたものの総体的な仕事量が減った気がしない。


 退勤して本屋へ。

  • 辻静雄「フランス料理の学び方 特質と歴史」(中公文庫)
  • 堀江敏幸「もののはずみ」(角川文庫)

フランス料理の学び方―特質と歴史 (中公文庫)

フランス料理の学び方―特質と歴史 (中公文庫)

もののはずみ (角川文庫)

もののはずみ (角川文庫)


 辻本は親本の佐野繁次郎装丁を活かしたカバー。ただ、活字で入ってしまった副題が邪魔だなあ。それでも新たなサノシゲ装丁文庫が増えたのはうれしい。
 堀江本は珍しく印刷が精興社ではない。角川では使わないのかな。


 その後サブカル系古本屋ともう一つの新刊書店をチェック。
 
 古本屋では『別冊新評 ルポライターの世界』を買う。

 新刊書店では浅生ハルミンさんの「私は猫ストーカー」と「帰ってきた猫ストーカー」が仲良く並んでいるのを見る。映画の波及効果なのだろうが、この機会にハルミンワールドにハマる人がまた増えるといいな。

 映画の「私は猫ストーカー」も観たいのだが、余裕があるかどうか。映画化記念のトークセッションもあるようだが、これも行けそうにない。残念。


 帰宅してコンビニで買った『週刊文春』から坪内祐三文庫本を狙え!」に目を通す。やっぱり徳永康元ブダペストの古本屋」(ちくま文庫)だ。坪内さんも〈小島亮による優れた解説「韜晦のあり方」〉と言っている解説を先日読んだが、大学時代に遭遇したニューアカデミズムブームの中で颯爽と登場した栗本慎一郎による「ブダペスト物語」と同じ年にこの「ブダペストの古本屋」が刊行されていたことを知った。

ブダペストの古本屋 (ちくま文庫)

ブダペストの古本屋 (ちくま文庫)


**************************************

 洋泉社刊『私は猫ストーカー』映画化記念
浅生ハルミンさん×鈴木卓爾さん×越川道夫さんトークセッション
「映画と猫と古本と」

原作者×監督×プロデューサーと語る、本の『私は猫ストーカー』と映画の『私
は猫ストーカー』。
(当日、会場にてメイキング映像上映あり)

【日時】
 2009年7月1日(水) 開場:18:00 開始:18:30


【会場】
 三省堂書店神保町本店 8階特設会場

 ※8階特設会場へは、正面入口(靖国通り)側エレベーターをご利用ください。

参加ご希望のお客様先着50名様に整理券を配布しております。尚、当日参加費と
して500円いただきます。トークセッション終了後サイン会を行います。※要予約
【お問い合わせ】 三省堂書店神保町本店 4階 03-3233-3312(代) 10:00〜20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
☆【上記イベント開催に合わせ、神保町本店4階レジ前フェア台にて、「猫スト
ーカー」フェアを開催いたします!】・浅生ハルミンさんが選ぶ「あなたも猫ス
トーカーになれる」30冊・映画『私は猫ストーカー』がわかる20冊・「古書猫額
洞」神保町本店出張販売!・浅生ハルミンさんの「猫」イラストミニ展示会・映
画『私は猫ストーカー』名場面展示などもりだくさんのフェアとなっております
。期間は6/26(金)〜7/27(月)までを予定しております。みなさまのご来場をこ
ころよりお待ち申し上げております。-