自転車操業業者。

 職場で先輩の机の上に村上春樹1Q84」が置かれていたのでちょっとびっくり。へぇ〜、読むんだ。


 夜になり、激しい雷雨が予想されると聞き、あまり遅くなる前にと職場を出ると、空に稲光が。早足で駅まで歩く。駅ビルで先日買ったスーツを受け取り、バスに乗って帰る。


 バスを降りても雷鳴轟く不穏な雰囲気。雨も激しくなる。無事帰宅。


 職場での光景に刺激されて「1Q84」の続きを読みだす。読みながら昔と変わらず村上春樹という作家は決して万人受けするようなタイプではなく、その作品世界に同調できる読者とそうでない読者を明確に選別してしまうタイプであることを確認する。
 なぜ、そのようなタイプの2冊で4000円近くする本が100万部も売れるのかは不思議でならない。


 春樹ワールドから顔をあげてふうっと息つぎをする。少し、深呼吸代わりに7月の新刊文庫をチェック。これらが気になる。


 ああ、その前に6月の新刊で買ってない本が山のようにある。買った今月の新刊が読めないうちにすぐ来月の新刊が出てしまいまた買ってしまうという自転車操業よ、いつまで続く。