諭吉とともに本屋へ。


 
 僕は参加しないが職場のイベントがあるためまだ夜の8時半だというのに誰も仕事場にいない。それではとこちらも帰る。


 今の職場に勤めて20年がたったので1万円あげるから、その金額を超える領収書を持って来いと言われていたことを思い出した。提出期限は今度の金曜まで。それじゃ今日本屋でその領収書を手に入れることにしますか。


 書棚を巡り、うまく1万円をちょっと超えるように本を選ぶ。


ミステリーの人間学―英国古典探偵小説を読む (岩波新書)

ミステリーの人間学―英国古典探偵小説を読む (岩波新書)

北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書)

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〈盗作〉の文学史

〈盗作〉の文学史

パタゴニア/老いぼれグリンゴ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-8)

パタゴニア/老いぼれグリンゴ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-8)


 永井龍男本は、講談社文芸文庫の復刊。こういう復刊はこれからも続けてほしい。


 これで1万と300円ほど。まずまずのセレクトだと満足する。念願の領収書も手に入れた。



 そば屋で夏野菜カレーつけそばを食べる。このカレーつけ汁に入っている夏野菜は、茄子、アスパラ、ミョウガ、カボチャ、パプリカなど。


 店を出ると結構な量の雨。バスに乗り込み志ん朝「化物使い」を聴く。もしかしたら志ん朝の録音ではこれが一番好きかも知れない。


 帰宅するも、本を読む気力が湧かない。先週に引き続き今週も忙しくなりそう。「化物使い」の奉公人のように「人使いが荒過ぎるのでお暇をいただきたい」と言いたいところだが、そんなこと言ったら一生ヒマでいろと言われそうで、ちょっと言えない。