berのつく日々。

 昨日やっと懸案の仕事が終わり、今日は土曜日だから久しぶりに早く帰れると喜びながら働く。


 この3週間まったく休みがなく、特に今週は退勤時間が9時、10時、あわや11時という状態が続き、英語の月名でいえば、berのつくような日々であった。外で夕食をとって帰る気力なく、かといって栄養補給しなければ体がもたないのでウィダーインゼリーをすする日が3日続いた。もちろん、コンビニ弁当でもおにぎりでも買って食べればいいのだが、夜11時近くに重い食事をする気にはやはりなれないのだ。


 午前中の仕事を終えて、午後の野外仕事に出ようとしていると友人からメール。今日は時間があるから夜飲もうという誘いである。夜6時にいつもの料理屋で落ち合うことにする。
 5時半に外の仕事から戻ってきて、仕事の電話を1本入れてから退勤しようと思っていたら、電話先が誰も出ない。そこへ急な仕事依頼が2件入り、それを済ませて先ほどの電話をもう一度掛けると相手が出たのはいいが、あれこれと話を聞くことになり長電話となる。気づけばもう8時近く。友人は気が早いので5時半には店に入ったとメールしてきていたのだ。


 おお、急がねばと帰り支度をしているところに若い同僚が「ちょっと、深刻な話がありまして」と声をかけてくる。話を聞き、月曜日からの仕事のことがどんよりと気分を重くするが、諸々を振り切って8時過ぎに職場を後にする。


 店に着くと友人は淡々とひとり飲んでいた。仕事で昼も食べ損ねていたので大好きなこの店の料理を堪能する。新じゃがのそぼろ煮、焼きパプリカ、牛ひれ肉のにんにく焼き、ピクルスの盛り合わせ(ニンジン・ブロッコリーミョウガなど)、トマトとモッツァレラチーズのパスタなどなど。


 今の職場が大手に買収され、その影響で近々退職する予定であるという友人の気分転換とぐちゃぐちゃの一週間を過ごした自分のストレス解消を兼ねてカラオケボックスで1時間歌う。来月あるところで大人数による楽しそうなカラオケツアーが企画されているとの情報を入手したのだが、たぶん仕事で行けそうもないのでこちらはさびしく2人で歌うのだ。

 最近、カバーアルバムを出した平井堅があちこちの音楽番組で女性歌手の歌をカバーしているのを聴いていたら、こちらもついついそうなった。松任谷由美ダンデライオン」、薬師丸ひろ子「woman」、中村中「友達の歌」、アン・サリー「のびろのびろだいすきな木」、松田聖子ガラスの林檎」、中島みゆき「ひとり上手」、唯一の男歌は井上陽水「帰れない二人」。これは忌野清志郎追悼歌として。


 友人と別れて帰宅し、久しぶりにブログ散歩。行けなかったわめぞのシークレット・トークショーの様子を書肆紅屋(id:beniya)さんがブログで紹介してくれている。面白いイベントであったことがよくわかる。ここで語られる古本に関わるイベント群を横目で見たり、参加したりしてきた者としてはやはりライブで聴きたかったな。