鼻より口で嗅ぐ。


 今朝はいつもと違うコンビニで朝食を買ってから職場へ。いつもと違うという気分からかパンを1個多く買ってしまう。


 昼は同僚から貰ったマスカットティーをいれる。鼻でかぐより、口に含んだ時の方が芳醇な香りを感じることに気づいた。


 このところ関わっていた小冊子の原稿が完成したので業者に来てもらってデータと表紙に入れてもらう手書きのイラストなどを渡す。納品までの期日があまりない仕事なので申し訳ないのだが、こちらも最大限手間のかからないようにしたつもり。お互い焦っていたのか業者が帰ってから表紙の紙の色を決めていなかったことに気づく。すぐに電話する。


 夕方からの会議を済ませて、依頼のあった書類を作成してから退勤。

 本屋に寄る。

 今日はちくま文庫の新刊が並んでいた。坪内×目黒&大槻×高野対談で評判の『本の雑誌』も購入。
 レジ横で『新潮文庫 山本周五郎 解説目録』という文庫サイズの小冊子を貰う。周五郎本は「小説 日本婦道記」しか読んだことがないのだが。


 駅前のつけ麺屋で坪内祐三さんと目黒考二さんがジュンク堂池袋本店で一日かけて本を買っていく対談を読む。坪内さんが内容見本に推薦文を書いたから筑摩書房から上林暁全集が送られてきていたと話しているのに驚く。原稿料代わりなのだろうが、全19巻の全集(ちなみに約13万円)が貰えるとはゴウギだな。


 帰宅し、『本の雑誌』を読む。坪内さんの読書日記や向井さんのエッセイなど。前者には橋本さんの『HB』が登場。後者では古書現世に入荷した四方田犬彦「先生と私」の値つけに沢木耕太郎氏が介入するという驚愕の展開が(笑)。
 

 「古本病のかかり方」から荻原魚雷さんの解説を読む。本の方は単行本で既読のため焦ることはないしね。
 挟み込まれていたちくま文庫版「ちくま日本文学」のチラシを見る。全30冊の構成を見るに、なぜ、木山捷平や冨士正晴が入らず、芥川・鴎外・賢治・三島といった他の文庫で手軽に読めるメジャーの作家が並んでいるのだろう。やはりここらの看板作家はそれでも売れるのだろうか。この試みが成功して第2期でさっきの2人や長谷川四郎白井喬二などを出してほしいものだ。


 ひょいとつけたテレビで中島美嘉大泉洋と対談したり、歌を歌ったりしていた。彼女のあのメイクや衣装を誰か止めてあげないのだろうか。別にマイナス感情を抱いているわけではないのだが、個性や方向性という言葉では救いきれない部分を感じてしまうんだよな。余計なお世話だけど。


 明日は、秋の一箱古本市か。残念ながら午後まで仕事が詰まっているため客としても行けそうもない。行ける方がうらやましい。天候にも恵まれいい一箱日和になればいいな。