日曜は地味に。


 7時に一度目覚め、もう一度目をつぶったら11時なっていた。


 風呂で古今亭志ん生甲府い」「弥次郎」を聴く。後者のよどみなくたたみかけて行くテンポの良い語りをぼんやり楽しむ。


 もっと早く動き出して職場で仕事をしようと思っていたのだが、この時間になってはむしろ往復の時間でロスが多くなる。今日は家で仕事をすることに決めて、とりあえず、必要なことをやりに外へ出る。


 クリーニング屋、ドラッグストア、古本屋と回る。古本屋では100円棚から丸谷才一「食通知ったかぶり」(文藝春秋)を買う。これまで文庫本は持っていたが単行本は初めて。石川淳筆による題字も大きいと映えるな。


 ケンタッキーで昼食。和風チキンカツバーガーのセット。隣には大学生のサークル集団がミーティングをしていた。その会話が聞こえてくるのだが、なんだかこそばゆい感じ。


 ヤマト運輸の店舗に寄ってやっと聖智文庫目録当選品を手にする。


 帰宅して目録当選品の包みを開ける。残念ながら注文3点のうち本は外れて、紙もの2点が当たっていた。その他に聖智文庫さんからの手紙があり、実は目録を送ってくれていたことを知る。どうやら僕が不在連絡票を忘れてしまっているうちに送り主へ戻ってしまったらしい。目録を買った僕へのオマケとして林哲夫画伯の「書物の肖像」を1枚入れてくれていた。この心遣いがうれしい。


 ジャズのアルバムをあれこれかけながらパソコンに向かって仕事をする。たとえばこれ。

ホームカミング!+2

ホームカミング!+2

 地味な印象のエルモ・ホープのように地味に仕事をしてなんとかひと区切り。そういえばテナーはジミー・ヒースだった。