贅沢は先だ。


 今日も風邪をひいているため、楽しみにしていた新年会を断ることに。


 夕方仕事を終えて本屋に寄り、『本の雑誌』2月号を買ってから蕎麦屋で夕食。熱い蕎麦をすすりながら荻原魚雷「飲んだり読んだり」を読む。近田春夫「僕の読書感想文」(国書刊行会)を取り上げ、ほめている。今夜の読書はこれに決めた。


 バスでは柳家小三治「天災」を聴く。


 暖めた部屋で近田春夫「僕の読書感想文」を読む。一篇が1200字の書評だからサクサク読めて気分がいい。風邪ひきぼんやり頭にちょうどいい。

 魚雷さんが〈そういえば『僕の読書感想文』の中に贅沢についての深い洞察があった〉という箇所にまだたどり着いていない。

僕の読書感想文

僕の読書感想文