ノーチェック、ノープロブレム。


 いつものように遅番の朝を過ごし、おこわと根菜の煮物を買って職場へ。うそのように暖かく、薄く暖房のきいたバスの中は暑いくらいであった。


 野外仕事も寒さを感じることもなく終えて、退勤。


 本屋で仕事がらみの本を探すが見当たらず。


 やはり古本屋を探してみるべきかと思いサブカル系古本屋へ。こちらにも探し物の本はなし。棚を見ていると帳場の方から女性アルバイト店員に買い取りの品の値付け方法をアドバイスする男性店員の声が聞こえてくる。残念ながら本の値付けではなくCDの値付け方法であった。漏れ聞こえる内容を総合すれば、ネットでその発売年月日や価格を検索し、その何割で買い取るかを決めているらしい。それなのにネットで古本の古書価はチェックしないのだろうか。以前ここの100円棚で殿山泰司「三文役者あなあきい伝」(講談社文庫)や竹中労「山谷」などを見かけた。ネットでチェックしていたら100円では売らないと思うのだが。客としてはぜひこのままで行ってください、と願うのみである。


 バスを待っていると急に冷たい風が吹き始める。ああ、ついに寒波が来てしまったか。明日の野外仕事が思いやられる。


 バスに乗って桂小南「胴乱の幸助」を聴く。やっぱり、いいですねこの師匠。


 帰宅後、ブログ散歩。「書評空間」での書評が評判の阿部公彦氏の本が気になる。
 

スローモーション考

スローモーション考


 そういえばこの方の訳書を2冊持っていた。これも読まなくては。

フランク・オコナー短篇集 (岩波文庫)

フランク・オコナー短篇集 (岩波文庫)

しみじみ読むイギリス・アイルランド文学 (現代文学短編作品集)

しみじみ読むイギリス・アイルランド文学 (現代文学短編作品集)