雨の月曜日。肌寒い。
粛々と仕事をし、粛々と帰る。
本屋へ。
- 作者: 小谷野敦
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2008/09/01
- メディア: 新書
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小谷野本は、「日本の有名一族」(幻冬舎新書)の時も本屋で偶然見つけて驚いたのだが、今回もまったく出ることを知らなかったので突然新書棚で出会ってびっくり。古代から現代までの日本の権力者126人を取り上げ、解説を加えている。今すぐ読もうという本ではないが、ガイド本・資料集として手元に置いておくと便利なので購入。
うどんの杵屋で定番のかき揚げぶっかけうどんで夕食。今夜は寒いので、いつもは冷たい汁つきを頼むのだが、今回は温かい汁つきにしてみる。冷たい汁の時のようなコシがうどんになく、あまりよろしくない。
帰りのバスで桂枝雀「軒づけ」を聴く。
家で『en-taxi』を読んでいると、編集同人の無記名コラムに「『紳士同盟ふたたび』を買うべし」という一文があった。内容から鑑みて坪内祐三さんが書いたものではないか。『紳士同盟ふたたび』(扶桑社文庫)の巻末には、1969年から1970年に『ミステリマガジン』に連載された「深夜の饗宴」という評論が付録として収録されている。コラムはこのレアな付録を称賛しているのだ。
おお、そういえば本編は読んだが、「深夜の饗宴」はまだ全部読んでいなかったことを思い出す。
「深夜の饗宴」読了。最近小林信彦氏と横溝正史氏の対談集「横溝正史読本」(角川文庫)を読んだばかりなので「横溝正史」の章など興味深く読んだ。作家横溝正史に対すると同様編集者横溝正史に対するリスペクトを感じさせる点が、両書とも共通している。