カレーつけ汁なに見てはねる。


 今日は日曜として日曜を楽しむ。


 昼過ぎに家を出て横浜へ。


 携帯本は矢野誠一戸板康二の歳月」(ちくま文庫)。旧字が多用されるこの本に精興社文字がよく似合う。


 横浜駅で下車してTHE SUIT COMPANYに入る。いつものように3ボタンのジャケットに2タッグのパンツの組み合わせを探す。思うようなものが見つからず、手ぶらで店を出る。


 店の前の地下鉄入口から市営地下鉄に乗り、関内へ。伊勢佐木モールに入り、ブックオフへ。昨日あるブログでこの店に「ちくま日本文学全集」がずらっと並んでいると聞いていたのでそれを眺めるのもここに来た目的のひとつ。
 確かに木山捷平長谷川四郎富士正晴色川武大寺山修司林芙美子などもまだ残っている。僕が期待していたのは織田作之助なのだが見当たらず。すでに売れてしまったか最初からなかったのかも。


 105円棚から。


 「オリンポスの黄昏」は父・田中英光との関係を書いた私小説。以前から探していたのだ。同じ無頼派太宰治関係の本を買ったのは単なる偶然。野呂本はうれしかったな。


 旧先生堂、田辺書店、活刻堂、誠文堂などを覗いてからみなとみらい線馬車道駅から帰る。


 地元に戻り、いつものつけ麺屋でカレーつけ麺を食べる。注意をしていたのに今日おろした白地に赤のストライプシャツにカレーつけ汁がはねる。うさぎは十五夜お月さんを見てはねるが、カレーはなぜ白地のシャツを見るとはねるのだろう。


 本屋へ。

yom yom (ヨムヨム) 2008年 10月号 [雑誌]

yom yom (ヨムヨム) 2008年 10月号 [雑誌]

Lmagazine (エルマガジン) 2008年 11月号 [雑誌]

Lmagazine (エルマガジン) 2008年 11月号 [雑誌]

えの素 [完全版] 上 (KCデラックス モーニング)

えの素 [完全版] 上 (KCデラックス モーニング)



 駅前にできたタリーズコーヒーに初めて入る。まだバイトの店員が不慣れな感じだが、注文を輪唱のように繰り返していくのが微笑ましい。
 先ほど買った『Lmagazine』から山本善行さんの「古本ナウ」や『yom yom』から岡崎武志さんの「犬が好き、それとも嫌い?」などを読む。


 帰宅後、「えの素」を読む。なんじゃこりゃ!というお下劣ナンセンスがど〜ん。葛原さんのファンになりました。もちろん内澤旬子さんの解説も楽しく読了。


 夜は10年ぶりの「ボキャブラ天国」をずうっと観ていた。