東大という館。


 昨夜、外市準備のため2時頃まで起きていたため朝8時まで寝ている。今日は遅番なのだ。


 駅ビルの郵便局に寄り、『彷書月刊』の年刊購読料を振り込む。この11月号で前年振り込み分が終わっていたため。


 遅番の定番であるおこわ(木の子舞)と根菜の煮物を買ってから職場へ。


 可もなし不可もなしといった一日が終わり、退勤。


 本屋へ。

  • 竹内洋「大学という病」(中公文庫)

大学という病―東大紛擾と教授群像 (中公文庫)

大学という病―東大紛擾と教授群像 (中公文庫)

 
 南陀楼綾繁さん、退屈男さん推薦の一書。巻頭に“主要登場人物”として6ページにわたり30人を超える東大関係者の顔写真と略歴が載っているのは確かに圧巻。これを見ていると、まるで、登場人物の多い、入り組んだ人間関係が大きな館を舞台にドラマを展開する大部な推理小説を読む前のようなときめきを覚える。


 コンビニによってオカマ言葉の店長さんに頼んで段ボールを2つ貰う。残念ながらともにこちらの希望よりも小さい。これで外市用100冊がすべて入るだろうかと不安になる。

 帰宅して、値札をプリントアウトし、もう一度コンビニに行って必要枚数をコピー。その後、値札に書名と金額を入れ、鋏で1枚ずつ切り離していく。
 次にそれを該当の本に挟み込む。なんとか今晩のうちに100冊全部の準備が完了した。後は箱に詰めて送るだけだが、それはまた明日の話。


【今日の洲之内徹

 画家・田中岑の話。いつものごとく洲之内さんの話はいろいろな寄り道をしてなかなか核心の田中岑の画業の話にはならない。小学校の頃に見た丸亀の餅屋の看板の話に始まり、田中岑が話す落語の「弥次郎」のような故郷の伝説に寄り道し、後半やっとその絵の色と光の関係に言及する。最後は喧嘩するほど仲のいい2人の関係をアピール。