土曜日の男。


今朝は7時過ぎまで寝られる。ただし、昨晩寝たのが午前2時前だから睡眠時間はそれほど取れてはいないのだが。


 昨日までで机仕事の方はほぼメドがたったのだが、どうしても明日までにある資料を手に入れておかなければならないため、神保町へ向かう。


 パスモ導入により部屋の片隅に押しやられていたスイカを見つけて持ってきたのだが、1200円ほどチャージされていたため、今日の交通費はこれにてまかなえる(僕のパスモはカナダの闇に消えてしまった)。


 まずは、書肆アクセスへ。
 畠中さんに挨拶。海外出張の話など。
 棚を見ると加藤一雄「京都画壇周辺」(用美社)が2冊ある。先日僕が買ったのが最後ではなかったのかと聞いてみると、あれからまた用美社の人が倉庫から持ってきてくれたとのこと。この間の京王デパート古書展でも定価以上の古書価で売られていた本だから、定価販売はお買い得だ。
 今日は以下を購入。

  • 林哲夫「古本屋を怒らせる方法」(白水社
  • 舟橋武志「アマゾンマーケットプライスでおこづかいっ!」(ブックショップ マイタウン)
  • 『足立JCT?工場街食い潰し連?』(デウスエクスマキな食堂 06年冬号)
  • 『伊勢人』No.158
  • 『HB』創刊号

 今日アクセスで林さんのエッセイ集と「『阿佐ヶ谷会』文学アルバム」を入手するつもりだったのだが、後者は売れて在庫が無かった。
 『足立JCT』は工場街の食堂やラーメン屋をレポートした冊子。実家近辺が出てくるので買ってみる。
 『伊勢人』は最近目にし、耳にするようになった竹内浩三の特集号。竹内浩三について概略を知るのに最適と判断して購入。雑誌だと写真も豊富なので、活字だけの本よりもイメージがしやすい。
 『HB』は、hstmさんが作った雑誌。


 その後、東京堂で今日の目的である仕事の資料を入手。横浜の本屋では手に入らなかったのだ。


 昼も過ぎたため、カフェ・ヒナタ屋で昼食。手でドアを開閉するスリリングなエレベーターに乗って店に入ると、女性客ばかり3人の上に店の人(2人)も女性なので、ちょっと逡巡するものがあったが、一番奥のカウンターに席をとる。チキンカレーのランチを注文。店員さんから、「土曜日にも来ていただきましたよね」と言われてびっくり。前に一度来たことはあるけどもっと前のことなので、その旨を告げると「NEGIさんのお知り合いの方ですよね」と言われてまたびっくり。面識がある事を告げると納得した表情で戻っていった。僕はどこでどのように目撃されたのだろう。


 日本特価書籍へ。「『阿佐ヶ谷会』文学アルバム」を探すも見当たらず。代わりにこれを。


 岩波ブックセンターへ戻り、ここで入手。

 どっしりとしていい本だな。

「阿佐ヶ谷会」文学アルバム

「阿佐ヶ谷会」文学アルバム


 帰りの車中は、小林信彦「日本の喜劇人」(新潮文庫)を読む。


 帰宅後、明日の仕事の準備を済ませてから、林哲夫「古本屋を怒らせる方法」を読み始める。面白くて、楽しいためあっという間に70ページほど読みすすむ。「ある日のみやこめっせ」という文章に加藤一雄「京都画壇周辺」が引用されていた。タイムリーだ。

古本屋を怒らせる方法

古本屋を怒らせる方法


 秋の一箱古本市の日にちが10月13日(土)に決定したと知る。13日か14日のどちらかで調整中と聴いていたので、14日開催を祈っていたのだが、残念なことに土曜日の13日になる。土曜は仕事なのだ。今年は春・秋ともに参加できず。部屋で出番を待つ肌色文庫も泣いている。
 土曜日にヒナタ屋にいたというもうひとりの僕にでも行ってもらうか。