夏の雲、夏の汗。


 朝、肌寒さで目覚める。TVをつけると、今日の最高気温は30度近くになると告げていた。なんとなく腑に落ちない気分で家を出る。


 午前中は嘘のように仕事がなく、ひたすら他人の仕事のフォローに費やす。


 昼過ぎに野外で小一時間立ち仕事。薄曇りで陽射しはあまりないのだが、コンクリの地面から立ちのぼってくる熱気にいつの間にか汗が体を伝う。


 午後は、明日閉め切りの仕事を幾つか片付けてから退勤。


 本屋へ。

  • en-taxi』VOL.18
  • 『考える人』2007年夏号(21号)

 CDショップで。

 前作「リフレクション」がしっくりときたため、これも楽しみ。

Summer Clouds,Summer Rain

Summer Clouds,Summer Rain


 帰宅後、畠山新譜を流しながら、『en-taxi』と『考える人』。

 『en-taxi』は坪内祐三さんが八面六臂の活躍だ。「いま、純文学の変容を見逃せない!!」という特集ページでは、エッセイ1編と対談3つ。その他連載エッセイ1つと対談が2つあり、加えてたぶん匿名コラムは3つとも坪内さんの仕事だろう。まるで『彷書月刊』の最新号を見るようだ。もちろん、談志・松之助・談春とならんだ落語ものの充実度も見逃せないが。
 談春師匠のエッセイと塩山芳明さんのエッセイなどを読む。


 『考える人』は“続・クラシック音楽と本さえあれば”。以前にやった特集の再演だ。ただ、今回は前回ほどそそられるものが少ない。“本”の方をもう少しなんとかしてほしかった。


 先日貰ってきた『図書』7月号(700号)から向井透史「ある古本屋の一日」を読む。向井さんらしい文章だ。特定と不特定のあわいの一日を語りながら、古書現世店主としてのスタンスを力むことなく語っている。


 外市がある週末の天気が気にかかる。
 明日、日曜の出張が取りやめになるかならないかが決まる。それも気にかかる。

 
 録画してある「情熱大陸」を観る。これで3度目。何かをするときの音楽代わりに流しているいいかげんな感じなのだが、何度観ても楽しい。観れば観るほど内澤さんがよく分からなくなるいい作品だ。

 「ナンダロウアヤシゲな日々」で告知されている『「阿佐ヶ谷会」文学アルバム』が楽しみ。南陀楼綾繁さんが名著と言っている積ん読本の村上護「文壇資料 阿佐ヶ谷界隈」と一緒に読んでみたい。


 今日のヴォーカルアルバムはこれ。

ジス・イズ・クリス

ジス・イズ・クリス

  • アーティスト: クリス・コナー,ジョー・ピューマ,ミルト・ヒントン,ラルフ・シャロン,ハービー・マン,カイ・ウィンディング,J.J.ジョンソン,オシー・ジョンソン
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/12/21
  • メディア: CD
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