そうだろう、そうだろう。

本日、昨年来ずうっと心の中に重石のように残っていた仕事が終わり、ほっとする。

退勤後の本屋で『本の雑誌』3月号を買う。
坪内祐三の読書日記」に目を通しながら帰宅。

夜、『本の雑誌』から「古本屋セドロー君の午後」と目黒考二笹塚日記(最終回)」を読む。向井さんの文章を読んで先日のトークショーで言っていた思いはこれのことかと思い、目黒さんが『en-taxi』連載の談春エッセイを《あのページが早く単行本にならないだろうか。あらゆる雑誌の中でいまいちばん面白い。》と激賞していることを知る。そうだろう、そうだろう。

特別な一日」から「臘梅忌まで」を読む。『VIKING』同人であった大槻鉄男氏の遺文集を編集した顛末を語るカタチの追悼文。

『新潮』3月号の四方田犬彦「先生とわたし」を読み始める。東大での四方田氏の同級生や同じゼミの卒業生たちの名前を読んでいるだけで楽しくなる。ビックネイムばかりじゃないか。
明日、東京堂で行われる四方田さんの講演会を聴きに行くための準備も兼ねた読書。