ジャズと古本の功徳。

 出張5日目。
 

 朝、5時に起きて外へ出ると目の前に雲のじゅうたんが敷き詰められていた。陽光ふりそそぐ場所に立つ自分が雲の上にいる不思議。


 こちらに来てから最高の天気の中、朝早い午前中の仕事を終えて昼食後に出発。山を降りる。


 車中ではぐっすりと寝込む。東北道を東京に近づくに連れて車が多くなり、進行が滞る。


 車窓から高速脇の稲田が広がる風景を眺める。食料自給率の低下、減反政策、農家の後継者不足等々の問題が頭をよぎりはするが、それでもこの来るべき秋の収穫を待つ稲穂が緑に波打つ姿を見るとホッとする。


 職場に荷物を下ろし、少し残務整理をしてから退勤。

 

 本屋へ。


 大戸屋でしょうが焼き定食を食べながら「坪内祐三の読書日記」と「古本屋セドロー君の午後」を読む。後者でほしい本が2冊増えた。


 帰宅後、留守中のメールチェック。書肆紅屋さんからうれしいメールあり。ジャズと古本好きでよかった。