フロスト指数。


 今日は田園都市線沿線に出張。


 駅までバスに乗っていると外国人の父親と日本人の母親に連れられた5歳くらいの女の子がいた。英語しか話さない父親と日本語で話す娘。通じているのかと思っていると、急に英語になって父親にわかるように伝えてから、また日本語で言いたいことを話し始める。幼きバイリンガルにちょっと感動する。


 電車で「フロスト気質」を読む。エンドレスワーカーのフロスト警部が、出世のことばかり考える女性部長刑事を従えてセクハラ発言連発で動き回る。さすが英国の作家らしく、オースティン同様嫌な奴を書かせるとうまいなあ。
 解説によると作者のウィングフィールドはすでに鬼籍に入っているそうだ。未翻訳の作品は「Winter Frost」(1999)と「A Killing Frost」(2008)の2作のみ。今回の「Hard Frost」(1995)が訳されるまで前作から7年かかっているのだから、残りの2作を読めるのはいつになるのだろうか。



 のんびり読書ができるのは移動中のみ。出張が終わって家に戻ればまた仕事。フロストの10分の1くらいの忙しさ。