三軒のトンカツ。

 今日は朝忙しく昼はのんびりといった調子。夕方からの野外仕事もあまり寒くなく助かる。


 本屋に寄って福田恆存「人間・この劇的なるもの」(新潮文庫)、『PLAYBOY』3月号、『Lmagazine』3月号を購入。


 どうしてもトンカツが食べたくなるが、いつもの店は定休日。そこで別の店にいくがここは学生で満杯。しかたなく、もう一軒ある一番古びたとんかつ屋の暖簾をくぐる。店内には30代と40代と思われる男女が2組、学生たちの喧噪を逃れてひっそりとトンカツを食べていた。店の古びた感じといい、薄くパリッとした黒の衣といい、酸味の強いソースといい、大きな椀に入った赤だしといい、なかなかの店と思わせるものがあるのだが、如何せん一番の売りであるはずの肉が固い。残念。


 帰宅するとポストに古書現世の目録が届いていた。ざっと目を通して3冊ほど注文した。


 買ってきた雑誌をペラペラ。
 『PLAYBOY』は黒澤明特集。林哲夫「古本屋を怒らせる方法」(白水社)を書評コーナーで紹介している。
 『Lmagazine』は珍しくいつもの本屋で面出しされていた。それも猫特集だからだろう。本棚通信欄から「天声善語」を読んだ。