月曜日の朝に心がけていることは、なるべく特別なことをしようとせずに、いつもどおりの手順でいつもどおりのことを少しゆっくりとしたリズムでこなしていくようにすることである。こうすることで、憂鬱な気分の週はじめがなんとかスムースに進行してくれるような気がするのだ。
先週からの懸案はなんとか会場が決まりそうだし、先日からちょこちょことやっていた職場関係の小冊子の校正も済ませて印刷屋に渡したし、まずは順調に月曜日は過ぎていきそうだ。
とりあえず何事もなく退勤。本屋へ。
- 『PLAYBOY』4月号
特集が“この人の書斎が見たい!”
PLAYBOY (プレイボーイ) 日本版 2008年 04月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/02/25
- メディア: 雑誌
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古本屋を覗いてから中華料理店で夕食。数ヶ月前にもらった餃子無料券がまだ使えた。待ち時間に杉森久英「大政翼賛会前後」(ちくま文庫)を読む。中学校教員から中央公論社の社員となった杉森氏は、なかなか大政翼賛会とは出会わずに吉原の茶屋で飲んでばかりいる。
帰宅後、『PLAYBOY』を眺める。石田衣良、ピーター・バラカン、鹿島茂、高野孟、内田樹、立川志らく、吉田司、林望、佐野眞一、中平穂積、谷沢永一、吉本隆明、徳大寺有恒といった人たちの書斎が紹介されている。眼福。
そのほかにも、小さいスペースだが、海外の有名人の書斎の写真もある。ガルシア=マルケス、ミシェル・フーコー、ジョン・アーヴィング、ウラジミール・ナボコフ、カート・ヴォネガット、イアン・フレミングなど。
また、“辞書に恋する”というページがあり、石山茂利夫氏が文章を書いている。僕の高校時代(新明解国語辞典)と大学時代(岩波国語辞典)の座右の辞書がともに石山氏にとっての“いい辞書”に入っていたのはうれしい。
ポストに『彷書月刊』3月号が届いていた。特集は“花やはな”。連載では岡崎さんが松本の古本カフェ“珈琲とあんていっく モンク”を紹介し、南陀楼さんはバサラブックスを取り上げている。Q.B.B.のマンガ「古本屋台」では魚雷さんが海野十三「火星魔」を買っている。魚雷さんとSFという組み合わせがなんだか不思議。