コピーで見た。


 昨晩9:30に寝たので、朝には随分楽になった。熱もなく、インフルエンザではなかったようだ。ホッとする。


 今日、職場に『ちくま』があることを発見する。そうだ、なぜここに気がつかなかったのだろう。さっそく、バックナンバーを漁って岡崎武志さんの「古本屋は女に向いた職業 女性古書店主列伝」の第1回から第5回までをコピーする。まんぞく、まんぞく。


 風邪気味の体調も考えて早めに退勤。本屋へ。

  • 『yomyom 2』

こんどは白か。


 帰りのバスで桂吉朝「七段目」を聴きながら帰宅。
 テレビで北京五輪予選の「日本対香港」戦を流しながら、『yomyom』のページを手繰る。やはり、酒井順子さんが南陀楼綾繁さんの案内で早稲田と神保町の古本屋を歩いた「初めての古書店街」に目がいく。本文下のイラストも楽しい。これ誰が書いているのかな。目次の最後には“本文イラスト100%ORANGE”とあるんだけど、これもそうなのだろうか。


 今日とってきたコピーで「古本屋は女に向いた職業 女性古書店主列伝」を読む。第1回の「古書日月堂 佐藤真砂さん」を読み始めるとこの仕事に対する岡崎さんの気持ちの入れようが伝わってくる。なにより文章がいい。張りがあるといえばいいのかな。6ページという結構な長さをきっちりと書き切っている印象。それぞれの女性店主の方たちの前向きな生き方が気持ちよく伝わってくる。男性である岡崎さんの視点から書かれているため、女性の強さとひたむきさに対する素直な驚きが文章にあらわれ、躍動感のある読物になっていると思う。これは岡崎さんならではの仕事でしょうね。僕がこんなこと言うのは僭越なのだが、岡崎さんの代表作のひとつになるものだと思う。