江戸っ子になれなくて。


 宵越しの筋肉痛とともに出勤。


 デスクワークをしながら、フッと意識を失うこと数度に及び、あきらめて持ち帰りとして退勤する。


 本屋へ。

  • 『ななじゅうまる』no.02


 京阪神を対象としたこの雑誌が地元で手に入るとは思わなかった。前号は本屋特集で、京都のガケ書房で買った記憶あり。今号では、山本善行さんが奈良の古本屋巡りをしている。380円と格安。ただし、前号は210円だったので、値段は倍近くになっている。



 帰宅して、1時間ほど仮眠。


 『ななじゅうまる』から山本さんの奈良古本屋巡りのページを読む。見開き2ページと分量が少ないのが残念だ。山本さんのプロフィール欄に《同じく古本愛好家である岡崎武志氏との共著『新・文學入門』(工作舎)が絶賛発売中》とあるのがフライング気味で微笑ましい。「酒肴酒」の山藤章二画伯描く吉田健一イラスト越しに畳の上に座って本を読む山本さんをとらえた写真がいい。


 ポストに届いていた『彷書月刊』6月号から、岡崎武志さんと南陀楼綾繁さんの連載を読む。「均一小僧の気まぐれ古書店紀行」では下北沢の“ほん吉”をとりあげる。その他、同じ下北沢にある“古書ビビビ”と“気流舎”にも言及している。3軒とも行ったことがないので今度行ってみたいものだ。特に気流舎は、店主の方がこの古本カフェを開くための準備をしている時期のブログを読んでいたこともあり、興味があるのだ。
 「ぼくの書サイ徘徊録」では、5月10日・11日にわたって西部古書会館で行われた「小さな古本博覧会」がとりあげられている。ついこの間の出来事を記事にしているその早業に驚いた。


 その後、夕食をとりながらサッカー日本代表コートジボアール戦を観てから、持ち帰り仕事。


 仕事を済ませてから、読み残していた「河岸忘日抄」を最後まで読む。ブッツァーティチェーホフクロフツ「樽」が頭の中を駆け巡る。


 「神保町系オタオタ日記」(id:jyunku)で、高島俊男さんの「お言葉ですが」の最新刊が連合出版から出たことを知る。読みたい。