筑摩書房がやって来た。


 朝イチから仕事が入っているため、いつもより早く家を出て職場へ向かう。


 バスの中で大貫妙子「突然の贈り物」、「彼と彼女のソネット」などを聴く。昨日のNHK「SONGS」の影響だ。


 仕事で筑摩書房社員の女性と会う。僕がPR誌の『ちくま』の充実ぶりに触れると彼女が「古本屋の女性店主の連載が面白いんですよね」と言い、「著者の岡崎武志さんと古本サミットでお会いしたんですよ」とも言う。僕が岡崎さんと面識があることを知らせるとちょっと驚いていた。筑摩書房のファンなので、ぜひ頑張ってくださいとエールを送って別れる。


 午後、ちょっとうれしいことがある。久し振りに気分が晴れた。


 退勤後、本屋に寄って仕事関係の文庫を2冊買ってから、今日こそはと駅前のつけ麺屋に行くが、また入店待ちの人影あり。仕方がないので、他のラーメン屋で大盛りつけ麺を食べる。この店は以前は行列のできる店だったのだが、今日は待っている人の姿もなく、すぐに座れた。最近新しいラーメン屋がこの街にも増えたため、少し苦戦しているのかもしれないな。


 帰宅するとポストに「月の輪書林古書目録十五 三田平凡寺」が届いているではないか。思わず「おお」と声が出てしまう。前回の目録で注文したから、送ってきてくれたらしい。ありがたいな。


 早速、ぱらぱらと眺める。伊丹万作自筆本のページがあり、思わず目がいく。他にも興味をそそるジャンルや本がぎっちり詰まっている。じっくり読んでから注文する本を決めよう。


 今日のBGMはこれ。


 

Someday My Prince Will Come

Someday My Prince Will Come