仕事を終えて本屋へ。
もう出ていたのか。
これを持ってそば屋に入る。
料理が来るまで「日露戦争物語」を少し読む。なんだろうこの文字の多さは。へたな小説よりも1ページに並んでいる文字数は多いんじゃないか。
帰宅するとポストに『出版ダイジェスト 白水社の本棚』が届いていた。「編集メモ」という編集者コラムで「出版業界最底辺日記」が取り上げられている。最近あちこちでよく見かける気がするな。
ブログ散歩。「古書現世店番日記」で「okatakeの日記」が終わることを知る。僕がブログを始めたことに何か意味があるとするなら、当時『彷書月刊』のHPで不定期に更新されていた岡崎武志さんの日記のブログ化希望を書いたことであちこちのブログでも賛同の声が起こり、「okatakeの日記」誕生を少しだけ後押しできたということがその最たるものであろうと思っていただけに感慨深い。
見料をとるわけではないからいつはじめてもいつ終わってもいいのがブログのいいところだと思う。岡崎さんが始めたい時に始めて終わりたい時に終わればいいことだ。だって、また気が向いたらいつでもブログは始められるのだから。
岡崎さんの文章は雑誌や本という媒体でもいろいろと読むことができる。楽しみはつきない。
スコット・フィッツジェラルド/村上春樹訳「グレート・ギャツビー」を読み継ぎ読了。
そうか、こういう内容だったんだ。20年ぶりの再読なので細部をほとんど忘れていた。ただ、ギャツビーがデイジーの住む対岸を眺めるシーンは覚えていたのだが、それが登場するのは記憶していたラスト近くではなく、物語の序盤ともいえる部分であった。時はいろいろなものを変えていくなあと実感。変わっていくというのは失われていくという言葉の同義語と言えるかもしれない。「グレート・ギャツビー」に限らずフィッツジェラルドの作品にはこの失われたものへの強い哀惜の念が刻み込まれている。
今日の4000番台。
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ドナルド・バードがコーラス隊を率いて録音したのがこの4124番。バード、モブレー、バレル、ハンコックと手練がそろっているから、ジャズの演奏の部分はまったく古びていないのだが、コーラスが始まると急に1960年代という時代が聴き手に感じられてくるようになり、ちょっと古びて聴こえてしまうから不思議。
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