国立に流れるアン・サリー。


2時過ぎに仕事を終え、急いで駅へ。
東横線の武蔵小杉で南武線に乗り換え、立川まで。そこから中央線に移って国立へ到着。


岡崎武志さんの手書きのビラ掲載地図を頼りに公民館へ行く。ここで2時から4時まで岡崎さんの「古本散歩の楽しみ方」という無料講座が開かれているのだ。3時半近くに会場の部屋へ入る。中には60代70代と思われる男性たちがびっしりと腰掛けていた。一瞬、部屋を間違えたのではないかと思う。最近の岡崎さんのイベントは若い女性が多いという印象を持っていたのでそう思ったのだが、黒板の前に立って熱弁を振るっているのは間違いなく岡崎さんである。古書展等で入手された本やアルバムなどを受講者に回しながら笑いを取りつつ、古本に関わる喜びを岡崎さんは語っていた。


講座終了後、岡崎さんの知り合いの方と3人で軽く打ち上げをすることに。その途中、岡崎さんとブックオフに寄る。とりあえず、105円棚から1冊。

  • 文藝春秋編「たのしい話いい話2」(文春文庫)

これは三國一朗さんの『「クラッチ」の男』が収録されているので。
岡崎さんも短時間に2冊文庫本を選んでいた。1冊はちくま文庫坂口安吾全集だった。もう1冊は不明。


続いて、「okatakeの日記」にもよく登場した谷川書店に連れて行ってもらう。おお、ここがあの谷川書店ですか。思いのほか小さな店内に本がギチッと詰まっている。挨拶代わりに集めている冨山房百科文庫を2冊購入。

  • サント・ブーヴ「月曜閑談」
  • ゴーチェ「青春の回想」

350円と300円と値段も手頃。


3人で岡崎さんが一度入ってみたかったというジャズバーに行くが、まだ開店前。近くの無国籍レストランでつなぐことに。水餃子、チャンプル、鶏の唐揚げなどを食べる。美味しい。気がつくと回りのテーブルがすべて女性で埋まっている。これは食べ物がおいしい証拠だろうな。
この店にいる間に、数曲アン・サリー嬢の曲が流れる。まるで僕と岡崎さんがいることを念頭に置いたような選曲だ。「アン様のクリスマスアルバムが聴きたい」、「全曲日本の歌が入ったアルバムを出してほしい」などと語り合う。


頃合いを見計らって先程のジャズバーに。広すぎず狭すぎず落ち着けるサイズの店だ。ジャッキー・マクリーンスタン・ゲッツを聴きながらハーパーのロックを飲む。
大きなスピーカーでジャズを浴びながら、本やジャズの話をする。また愉しからずや。


吉祥寺・渋谷経由で帰る。車中は「文学全集を立ちあげる」の続き。


地元の駅について本屋へ。
小林信彦「映画が目にしみる」を探すが本日も見つけられず。代わりにこれを買う。


「文学全集を立ちあげる」読了。


今日の4000番台は休み。