本屋で再び傘を買う。

土曜日に出張するため今日はその分の仕事も先倒しということで大忙し。息つく暇なく、ノンストップ・ジェットコースター状態。はぁ、疲れた。


ガス欠の体を引きづりながら本屋へ。

巻頭の“今月の1冊”が樽見博「古本通」、特集“うれし恥ずかし秘密の一冊”の座談会に穂村弘さん登場とのっけから今号は面白そう。


地元のサブカル系古本屋に寄る。

小谷野敦氏が褒めていた細江光氏の注解がついている一番新しい版。実は先の本屋で手に取ったのだが、新刊ではあと2冊しか買う余裕がないため、こうして古本屋での入手に切り替えたのだ。思い通りに見つけられて満足。ついでに三遊亭圓生「火事息子/蛙茶番」と柳家小さん「三人旅/狸賽」の中古CDも購入する。


もう一軒本屋を覗く。
棚を見ているうちに今朝持って出た傘を職場に忘れてきたことを思い出す。明日は確か雨の予報だったはず。家にはもう一本も傘がない。するとこの本屋は何故か傘を売っていたことを思い出した。以前、この店にいたときに突然雨にふられて傘を買ったことがある。そういえば、その傘も職場に置きっぱなしになっているな。ということで、本も雑誌も買わずに傘を買って本屋を出る。


駅前のつけ麺の店でしっかりとエネルギー補給をして帰宅。
本の雑誌』から「坪内祐三の読書日記」を読む。その結果、「学海余滴」欲しい、『文藝別冊 古今亭志ん生』の小沢昭一×矢野誠一対談読まなきゃと思う。林哲夫さんが坪内さんから聞いたという『CABIN』8号の杉本秀太郎「富士の裾野」礼賛が活字で展開されている。《私の中で杉本秀太郎山田稔は西の二大散文家》という記述を読み、ますます杉本さんの「半日半夜」(講談社文芸文庫)を読みたくなる。最近探しているのだが、本屋の棚でその姿を見ないのだ。


メルマガ【早稲田古本村通信103号】から「チンキタ本バカ道中記」を読む。
前田さんの話に一箱古本市に行きたかったという思いが再燃する。“噂の犀”が出していたというフリーペーパーをぜひ見てみたいな。
北村さんがみやこめっせで買ったという野見山暁治装画の山田稔「コーマルタン界隈」(河出書房新社)は、僕も持っている。ああ、早く読まなきゃ。


【購入できる新刊数=2】