シャンメリーの夜。

クリスマス・イブである。それがどうしたと言わんばかりに冷たい北風が吹く寒い日となり、昼過ぎまで野外で仕事をしている身には応えた。
退勤して本屋へ。

  • 『TITLe』2月号

特集が“完全無欠のミステリー!全280冊。”というもの。昨日電車の中吊りで見て気になっていたのだが、手に取ってみるとなかなか読み応えのある充実した特集になっている。お約束の“あの人の「マイ・ベスト」”では、それぞれ作家、タレント、有名人がベスト3を挙げている。ハイスミスの「プードルの身代金」を挙げる中原昌也氏、すべて刑事コロンボのノベライズ本で埋めた長島有氏などが目をひく。女優・山村紅葉セレクションが山村美紗「赤い霊柩車」、西村京太郎「殺しの双曲線」、アガサ・クリスティそして誰もいなくなった」なのは、微笑ましいというべきか。
矢作俊彦さんと神保町ミステリーハント。”では、ブラックジャケットに白のポケットチーフで手にはトレンチコート(たぶん)の矢作氏が神保町をミステリー本を求めて歩いています。
その他後半の松本清張特集もけっこう気合いの入ったページになっていて、カラー処理された松本清張氏の写真やみうらじゅんさんによる清張イラストを見ることもできる。
文学評論の棚の前にしばらく佇む。谷沢永一「紙つぶて 自作自注最終版」(文藝春秋)を買うかどうかをしばらく悩む。買うことは以前から決めているのだが、今日ここで買うかどうかを決めかねていたのだ。すっと手がでないのは、どうもこの取り出しにくく汚れやすい装幀が気に入らないということもあるようだ。愛蔵版として座右に置き、ことあるごとにページを開いてみるべき5000円の本にこの衣装(意匠)はどうなのかな。もう少し、ハードユーザーに対応できるものにしてほしかった。とりあえず、本日は保留にし、後日特価書籍あたりで探すことにする。
コンビニに寄って、ケーキ代わりのカップ入り「フルーツミックスプリンパフェ」とシャンメリーを買って帰宅。
このアルバムを聴きながら、ひっそりとクリスマス・イブの夜を過ごす。

レッツ・シェア・クリスマス

レッツ・シェア・クリスマス

iTunes Music Storeアン・サリー嬢が参加したBound for Glory という特別ユニットによる、台風被害のニューオリンズ救済セッションの2曲を購入する。この収益金がチャリティーとして被災地に送られるとのこと。

前者は、先日渋谷で聴いたアン・サリー・ライブのアンコール曲。最初のボーカルをアン嬢が担当している。その他、畠山美由紀細野晴臣といった人たちがボーカルとして参加している。