休日、突然出勤。

今日は仕事が休み。睡眠を充分とれた。うれしい。
まずは休日の楽しみである朝風呂で落語。本日は古今亭志ん生「らくだ」を聴く。僕の持っているCDは昭和40年の東宝落語名人会で収録されたもの。もちろん大病後のものだけに往年の口舌の冴えは求むべくもないが、それでも味わい深く聴かせてくれる。50分近い、力の抜けた熱演。死んだらくだの兄弟分に脅かされていた屑屋が酒が入ると急に強気になり、兄弟分との立場が逆転するところがやはりおかしい。
その後、友人に送る本を選び、箱に詰める。業田良家自虐の詩」(竹書房文庫)やパトリシア・ハイスミスの長編小説も数冊入れた。コンビニへ持っていき、ゆうパックで送る。それにしても、風が冷たくて寒い。昼食と夕食を買い込んで、今日は部屋に籠ることにする。
依頼されている感想文を今日書こうと思っていたのだが、なかなか書けない。いつもの悪いクセで追い込まれないと頭も手も動かないのだ。結局、本の整理やローワン・アトキンソンの「ブラック・アダー」のテープをDVDに落としたりして1日が終わっていく。
コンビニで買ってきた『ダカーポ』を読む。“今年最高の本”特集だ。これも毎年恒例のもの。この時期はこういう特集が多いのでうれしい。それから、昨日買ってきた『散歩の達人』も面白く読む。多くの本屋が紹介される中、有名店に混じって地元近くの店が載っているのでビックリ。自分の行動ルートからすこし外れるため年数回しか足を運んでいない店なのだが、頑張って続けていほしいと思う。
今日聴いたアルバム。

アルフィー

アルフィー

本を送った相手である友人に教えてもらって買ったもの。英国映画「アルフィー」の音楽として提供した曲をロリンズ自身が演奏したものだ。マイケル・ケインの紺ブレ姿といたずら小僧のような風貌が印象的な映画もこの友人に借りたビデオで観たんだった。その後すぐ英国に1ヶ月ほど研修に行くこととなり、夏目漱石が留学中に旅行したスコットランドのピトロホリーの自然公園を歩きながら、いつの間にか冒頭の「アルフィーのテーマ」を口笛で吹いていたことを思い出す。最近、ジュード・ロウで映画もリメイクされたようだが、どうなのだろう。TSUTAYAで借りてみるかな。

ここまで書いたところで、職場から緊急の呼び出しを受ける(午後11時)。近くに住む同僚とともに職場へ。
事態は無事収拾し、12:40に帰宅。やれやれ。