貰う前から使うなよ。

目覚ましで午前2時前に起きる。寝起きの頭で「爆笑問題のススメ」を観た。先日、ビデオデッキが突然壊れてしまい、録画して観るということができないのだ。72歳の小林信彦氏と爆笑問題の対談を興味深く聴く。最近体の不調を文章で訴えることの多い小林氏は思っていたより元気そうに見えた。「元祖オタク」と呼ばれたと言うそのマニア振りを開陳しつつ、昨今のキナ臭い日本の状況について語る小林氏。「東京少年」のPR活動の一環としての出演であるからこの手の話題になるのはしかたがないのだが、個人的には太田光×小林信彦の芸人についての対談を聴きたかったと思う。爆笑問題の2人とは同年代なので、自分が小林氏と言葉を交わすとするとこんな風景になるのかとも思ったりした。
番組が終わるとまた寝床にもぐり込む。二度寝した後、睡眠不足の頭を抱えて職場へ。珈琲、紅茶、ココアなどを飲みながらなんとか仕事をこなして夕方退勤。1週間の仕事が終わった解放感を味わうため歩いてブックオフへ行く。
105円棚から3冊。

今年の正月は、帰省した実家でウォーターズの「半身」を読んで過ごしたので、来年の正月用にこの第2作を用意しておく。
「文壇ものしり帖」は『新刊展望』に連載されていた「文壇史余滴」を中心にまとめた気軽に読めそうな文壇ゴシップ集。カバンに入れておいて、気が向いた時にちょこちょこと読むのに向いている本だ。
ブックオフ帰りに地元の家電量販店に寄る。先日から壊れたビデオデッキの後釜をどうするか考えていたのだが、結局VHS+DVD+HDDの3in1タイプのレコーダーを買うことに決める。本とともに部屋の一角を占めて生活スペースを圧迫しているビデオテープをDVDに落として、テープの方は処分してしまうことにしよう。そうと決まれば、善は急げ(“善”なのだろうか)というわけで、量販店で手頃な該当機種を選び、購入する。この冬のボーナスでの買い物はこれで決まりだ。まだ貰ってもいないのに使ってしまうというのもなんだが。
重い荷物を抱えて帰宅。夕食を済ませてから、さっそくレコーダーの設置にかかる。前のデッキを外し、新しいのをつけるだけなので簡単に終わる。まずは、ビデオの山から古今亭志ん朝「百年目」と「柳田格之進」が入ったビデオをハードディスクに落としてみる。TBSの「落語特選会」からの映像だ。他にも「火焔太鼓」や「愛宕山」の映像があるのでデジタル保存しておきたい。また、セルビデオで持っている日本の戦前の映画(伊丹万作作品など)もテープが劣化する前にDVDにしておきたいとも思う。
明日は、1日このレコーダーを使って遊ぶことになりそうだな。