赤パンダの目。

今朝も赤パンダ状態の目で出勤する。午前中の仕事に空きがあったので外出の手続きをして眼科へ。診療時間より10分以上前に着いたのに待合室にはすでに5、6人の人が順番を待っていた。これまで使っていた目薬を新たに買うのに、色々と検査をされて待たされるのはうんざりする。あまり来なくてもいいようにいつもより多く目薬を出してもらえるように頼む。
やっと手にした処方箋を握り、隣りの薬局へ。ここに入るのは初めて。店内に何故かベニー・グッドマンのジャズが流れている。店の人の趣味なのだろうか。薬を受け取り、自転車で職場へ急ぎ戻る。予定の仕事の時間に滑り込みで間に合った。
上司の代役で、急遽明日の午後の出張が決まる。神保町近郊の場所なので早く終われば古書店街へ繰り出せる。しかし、出席予定の会議終了時刻が5時となっているので残された時間は短そうだ。それでも、いくつか目当てのものもあるため、わずかな時間になっても覗きにいこうと思う。
9時半過ぎに退勤する。10時まで開いている本屋に早足で入っていく。音楽雑誌の棚でこれを見つける。

ああ、出ていたんだな。表紙を見るだけでもうそこは“niagara”の世界だ。これを買えただけで今日は満足。
大瀧詠一―総特集 大瀧詠一と大瀧詠一のナイアガラ30年史 KAWADE夢ムック 文藝別冊
帰宅して、食事をとり、風邪薬を飲む。どうも風邪が抜けなくて困る。さて、また布団で「大東京ビンボー生活マニュアル」を読んで寝よう。
今日聴いたアルバム。

マイナー好みにはたまらない、地味がスーツ着てトランペットを持ったような人。1曲目の「ロータス・ブロッサム」のような名曲を作ったり、このアルバムに代表されるようなジャズの名盤本に載るような作品をいくつも残しているのにやっぱりマイナーなままというそのあり方に好感を持つ。7曲目の「オールド・フォークス」の彼のソロがすごくいいことに気付く。特別なことは何もしていないのに、淡々と切れ目なくメロディが奏でられていくその何気なさにケニー・ドーハムというトランぺッターの余裕を感じる。