笑うしかない。

7時に間に合うように仕事を終わらせ、TVの前に座り込む。今夜はサッカー日本代表UAE代表の試合があるのだ。小野が加わりパスの流れもよく、点が取れそうな雰囲気があるのだが、結果はカウンターで1点を失い0−1で敗北。アハハハ…。もう笑うしかないですな。
その口直しに「タイガー&ドラゴン」を観る。先週あたりから真面目に観始めたのだが、やはりこのドラマは面白い。落語ネタということもあるが、脚本と役者が達者揃いなので1時間があっという間。今日は「猫の皿」を題材とし、しっかり最後にオチをつけるあたりがいいですね。最近流行らないやり方だけど、持って行きようでしっかりとハマることを証明している。個人的には、ベタな高田文夫氏とクドカン御用達俳優(顔は忘れられないのだが、まだ名前を覚えていない)がいい。昔の近鉄の帽子をかぶらせるセンスが好きです。来週は「出来心」。最近小三治師匠の「出来心」をCDで聴いたばかり。こういう滑稽さを前面に出した噺の小三治師匠はこちらをとても幸せにしてくれる。ビンテージもののGパンに“花色木綿”をつけたりするのだろうか。来週が楽しみだ(このドラマを見ていない人には分かりにくい話ですみません)。
落語の本と言えば、今日書店で美濃部美津子「おしまいの噺 落語を生きた志ん生一家の物語」(アスペクト)という新刊を見つける。著者は志ん生の娘で馬生・志ん朝兄弟の姉にあたる人。以前にこの方の書いた「三人噺」という本を読んで面白かったのだが、内容がかなり重複しているのではないかと思い今日は見送った。
新刊本と言えば、いくつかのブログで坪内祐三さんの「古本的」(毎日新聞社)の話題が。ネットで調べると5月31日発売となっていたのだが、もう都心の大型書店には並んでいるらしい。今週末には手に入れたいものだ。坪内さん初の古本についての本となればこれはもう嬉しくて笑うしかない。
三人噺―志ん生・馬生・志ん朝   おしまいの噺