飲まずに酔う。


 夜7時過ぎに仕事を終えて職場を出る。


 本屋へ。今日はサッと棚を眺めるだけ。


 バスに乗って帰る。窓から冴え冴えとした半月が見えた。


 クリーニング屋からスーツとワイシャツを受け取ってから帰宅。店員の女性に「お酒飲んで来たんですか?」と問われてちょっと驚く。先日もコンビニのオカマ言葉の店長から同じことを言われたことがあったのだ。花粉アレルギーで目の周辺が赤く炎症をおこしているだけでアルコールは摂取していないんだよな。


 「落語研究会 柳家小三治全集」から「花見の仇討」をDVDで観る。1980年代の「落語研究会」における高座である。20年ほど前の映像だけに小三治師匠も若いや。これまであまり聴いたことのない噺だったので興味深い。ある意味「高田馬場」の裏バージョンという感じ。「高田馬場」と言えば蝦蟇の油売りの口上が鮮やかな志ん朝バージョンを思い出すのだが、志ん朝師匠の「落語研究会」における映像も同様に残っているはず。お願いだから「落語研究会 古今亭志ん朝全集」を出してください。


 ブログ散歩で「日用帳」(id:foujita)の“ 山口瞳宮脇俊三を読んで、電車とバスを乗りついで熱塩温泉へゆく。”を読んでいたら、旅に出たくなった。