呻きと嘆き

職場では、配置転換が行われ新チームによる座席となり、明日からスタートする新しい仕事の準備に入る。
今日の暖かい気候と相俟って、ものごとが始まる春の到来を桜の花を横目に見ながらしみじみと感じた。

書店をのぞいて雑誌を1冊。

出版ニュースのページで、『少年文芸』という新文芸誌の発行を知る。出版元は新風舎で、4月下旬創刊予定とのこと。創刊号のラインナップとして、谷川俊太郎(詩)×西原理恵子(挿画)、町田康(詩)×舞城王太郎(挿画)、戸梶圭太(短編)、さそうあきら(マンガ)、松尾すずき(書評)、大槻ケンヂ×石原まこちん(何をやっている人なのだろう。知らない)、穂村弘×長島有(対談)など。ちょっと読んでみたいとは思うが、新風舎というのが気にかかる。以前に嵐山光三郎「口笛の歌が聴こえる」(新風舎文庫)を読んで、作品はとても面白かったのだが、とんでもない文字組み(外字の文字だけがフォントサイズが大きく、しかもゴチックで組まれていた。まるで昔のワープロの26×26ドットの文字を思い出した)を平気で行っているのを見て、いっぺんにこの会社に対する不信感にとらわれてしまった。いまだに、そのページの映像が頭に残っており、思い出すたびに不愉快になる。この雑誌を見てみて、もう一度判断してみたいとも思う。

“4月の新刊文庫・新書情報”から気になる新書を2冊。

京須本は最近また落語のCDを聴き出しているので、興味がわく。多川本は同じ著者の「戦争のグラフィズム」(平凡社ライブラリー )が面白そうなので買ってあるのだが、まだ読んでいないため、この本を呼び水にしてまとめて読んでしまおうかなどと捕らぬ狸の皮算用をしてしまう。そう言えば、退屈男さんも「戦争のグラフィズム」を読もうとされていた。新刊書でもないのに偶然同じ時期に意識に上るというのが面白い。

古書現世店番日記」(このブログでは勝手に「店番日記」と略称で表記してしまってます)が、はてなダイアリーに今日から引っ越している。四谷書房店主さんがまたエキサイトブログではなく、はてなかとお嘆きになるのではないかと想像する。