一面の真実

今日は土曜日なのだが、一日仕事。
その後、大学時代の友人達と恵比寿で待ち合わせて飲み会をする。移動中の読書は春風亭柳昇与太郎戦記」(ちくま文庫)。昨年読んだ加東大介南の島に雪が降る」(知恵の森文庫)もそうであったが、戦争という極限状態でも日常と変わらないようなのんびりとした雰囲気が漂うのは筆者であるお二人の人間性のたまものだろうと思う。その証拠のように筆者達は、周囲を理解のあるいい人達に囲まれている。もちろん、これは戦争の一面に過ぎない。これとは比べものにならない悲惨な状況を嫌というほど教わってきた。しかし、この二冊の本に書かれたような状況があったのもまた事実なのだ。このことは僕らが如何に物事の一面しか一度には知り得ないかを物語っている。色々な本を読むことによって多くの一面に触れることの大切さを感じる。
元気に学生時代の仲間と集まれる喜びとともにそんなことを考えた。

家に帰って、ブログチェックをしていたら、「店番日記」で岡崎さんの日誌がブログ化していると教えられる。
本当だ、万歳!
もちろん、即アンテナに入れさせていただきます。