本日より仕事始め。
まるで体と心が社会生活を営めることを確認するような半日を過ごして退勤。
今年初めての本屋へ。
-花田菜々子「モヤ対談」(小学館)
-西村賢太「雨滴は続く」(文春文庫)
「モヤ対談」は書店員である著者が20名のゲストとの対談をおさめた本。個人的には、山崎ナオコーラ、ブレイディみかこ、岸政彦、ジェーン・スー、飯間浩明、ライムスター宇多丸との対談に興味あり。
「精選女性随筆集 武田百合子」は川上弘美がどの文章を選んだのかと解説が阿部公彦であることに惹かれた。精選女性随筆集は全12巻で、編者は川上弘美と小池真理子。何故か川上弘美編の作者の方に関心のある人が集まっている(例外は向田邦子が小池編なこと)。これは偶然なのか、それとも何らかの法則があるのだろうか。謎だ。
「雨滴は続く」は単行本も持っているのだが、文庫も買ってしまう。私小説作家の絶筆(遺作)というものに惹かれるのかもしれない。
駅の券売機でバスの定期券を半年分購入する。今年の通勤も始まるのだなという気が一層増してくる。
自宅に戻り、買い置きの玉ねぎと豚肉を使ってカレーを作る。実は、大晦日から元日にかけてすき焼きをたっぷりと食べたせいか、2日から軽い腸炎のような症状がでて、2日はほぼ食事をせず、3日も朝食のパンと夕食の2食にしていたため、2日と3日に使うつもりの肉と玉ねぎが残ってしまっており、豚肉の賞味期限もあってとりあえずカレーを作ることで材料を使い切ってしまうことにしたのだ。ただ、今日もまだ万全でないため(食事は朝のウィダーインゼリーのみ)、今夜カレーを食べる状況にはない。そのため作ったカレーはそのまま冷凍庫行きとなった。
昨晩作った玉ねぎと牛肉のオイスターソース炒めの残り(1食分を半分だけ食べてあとは冷蔵庫に入れておいた)を食べて、今日買ってきた本の解説をつまみ読み。
新年早々なのに見るのが辛いニュースが多すぎる。ただ、何の変哲もない日常があることのありがたさを感じる。