今日は1ヶ月ぶりの休日。
昨日、一昨日と野外で一日陽光を浴び続けていたので極力室内で過ごしたい。まずは録画しておいた「モヤモヤさまぁ〜ず」と「龍馬伝」をみてから風呂に入る。
BGMは先日古本屋で買った立川志の輔「みどりの窓口/しじみ売り」。前者はよくできた新作で、アップテンポで笑わせてくれる。オチもさすが。後者はじっくり聴かせる人情噺。別の人で聴いた「しじみ売り」とは別バージョンであの有名人が出てくるとは知らなかった。
志の輔らくごのごらく(3)「みどりの窓口」「しじみ売り」―「朝日名人会」ライヴシリーズ31
- アーティスト: 立川志の輔
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2005/11/23
- メディア: CD
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風呂から上がり、このところ忙しくて読み進められなかった「1Q84 BOOK3」の続きを読む。昼過ぎに読了。BOOK4が出るのではないかという意見をネット上でいくつか見た記憶があるが、僕の印象ではこれで幕引きだと思う。謎の積み残しは「ねじまき鳥クロニクル」以来のお家芸だしね。
室内に籠るつもりであったのだが、ここらでモゾモゾと古本の虫が騒ぎだし、ブックオフまで散歩することに。もう10年近く愛用しているVANJACKETのTシャツに着替え、iPodでJamie Cullum「Gran Torino」とビリーバンバン「まだ君に恋してる」を聴きながら住宅街を歩いていく。連休中ということもあるのか、車も人影もほとんどない。まるで午睡しているような街だ。ただ、まぶしいくらいの陽光の下に花々が咲き誇っている。この時期によく見る赤みがかったオレンジ色の花。知り合いからケシの一種だと聞いた。もちろん、危ない成分を含まないものであるそうだが。藤が塀越しにしなだれかかっている家もある。ブックオフの周りではツツジが濃厚な匂いを発していた。
ひさしぶりのブックオフを満喫する。ナイロンバッグの紐が肩にずっしり食い込むくらいに買い込んでしまった。その中でもうれしかったのは105円棚のこれ。
- 「半歩遅れの読書術1」(日本経済新聞社)
- 作者: 日本経済新聞社,日経=,日本経済新聞=
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
- 発売日: 2005/10/01
- メディア: 単行本
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荒川洋治、川本三郎、川上弘美、久世光彦、沢木耕太郎、坪内祐三、出久根達郎、古井由吉、堀江敏幸、水村美苗、向井敏、矢野誠一といった執筆者を見るだけでうれしい。
帰宅。さきほど曲を聴いたため、映画「Gran Torino」を観たくなった。ちょうど1年前のG.W.に劇場で観たことを思い出す。観直したくて以前にDVDを買っておいたのだがなかなか観るきっかけがなかったので、ちょうどいい。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2009/09/16
- メディア: DVD
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約2時間、映画を堪能する。傑作であることを再確認した。やっぱり劇場のスクリーンでまた観直してみたい。
この機会に読みかけ本を片付けてしまおうと携帯本にしていた最相葉月「星新一 一〇〇一話を作った人」を読む。坪内祐三さんがふれていた350〜351頁に書かれた内容を確認。確かにショートショート作家の持つ悲哀としか言いようのない編集者の言葉だ。
読みかけだった本を2冊読み終えることができたので、気分すっきり。さて明日から何を携帯本にし、家では何を読もうか。
携帯本の候補は、坪内祐三「極私的東京名所案内 増補版」(ワニブックス【PLUS】新書)。自宅本は桐野夏生「ナニカアル」(新潮社)。
- 作者: 坪内祐三
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2010/04/08
- メディア: 新書
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- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/02/26
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いい休日だったのだが、気になることがひとつ。ここ数日の野外仕事のためバッグに入れておいた日焼け止めのキャップが外れてしまっており、液がバッグ内に流れ出し、それに携帯電話が浸かってしまっていた。そのため、キーパッドが浮いてしまった。とりあえず使えはするが、このまま使い続けるのは難しいかも。明日、auショップへ行こう。