休日出張野外仕事。
昨日と打って変り晴天なれども風強し。いや、強いなんてもんじゃない。びゅー、びゅー吹いてくる。花粉症持ちにとっては恨みたくなる一日だ。
仕事の空き時間に休憩所で坪内祐三「ストリートワイズ」(講談社文庫)を読む。原辰徳、戦後民主主義、力道山、オウム世代、パチンコ屋などが登場し、そうだそうだったと思いつつ読み進める。ガラス窓の外は葉桜がしなうように風に身をよじらせ、時折ドアが風で煽られるガタンという音が響く。
4時過ぎに終了。
- 岩佐東一郎「書痴半代記」(ウエッジ文庫)
- 作者: 岩佐東一郎
- 出版社/メーカー: ウェッジ
- 発売日: 2009/04/20
- メディア: 文庫
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ようやく手に入れました、これを。思ったより薄手の本だった。とりあえず電車の中で内堀弘さんによる解説を読む。
途中下車し、ブックオフで道草。みちくさ市に行けなかったからね。
久しぶりなので文庫の棚の雰囲気が変わっている。背がちょっと茶色く汚れている本がそちこちに見受けられる。これがなかなかシブい本なのだ。例えばこんな感じ。
どうやら同じ人の蔵書から出たものらしい。この方たぶん愛煙家なのだろう。背の茶に汚れた感じはそのタバコの煙がつけたもに違いない。棚に並びながらまるで同じ蔵書印を押されているかのように仲間であることを主張しているように見える。
その他こんなものなどを105円で。
- 阿部次郎「三太郎の日記」(角川文庫)
- 川上貴光「父の背番号は16だった」(朝日文庫)
- 永倉万治「昭和30年代通信」(ちくま文庫)
- 高峰秀子「いいもの見つけた」(文春文庫)
- 杉山平一「映画芸術への招待」(講談社現代新書)
- 大阪文学協会理事会編「いま、文学の森へ 大阪文学学校の50年」(葦書房)
これ以外にも文庫を結構買ってから近くのモスバーガーで夕食。
帰りは桂枝雀「代書」を聴きながら。