今日はしゃべくり仕事。花粉の影響で喉がよくないところへ何時間もしゃべり倒したため午後にはかすれ声になってしまった。
夕方雨のやまない中を退勤。
本屋で。
- 作者: 太宰治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/04/25
- メディア: 文庫
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新潮文庫今月の新刊を眺めていたらこれを見つける。手にとって目次を見ると解説が曾根博義先生であった。これはこれはとレジへ。
駅ビルのうどん屋で夕食をとりながら先生の解説を読む。ここに収められている作品群は太宰治が作家としてデビューする以前に書かれた“習作”や“初期作品”と呼ばれていたもの。そのセレクトも解説を読む限り先生が携わっているようだ。最後に収録されている「洋之助の気焔」は井伏鱒二の名前で発表され、後年井伏自身が太宰の書いたものであることを明言したらしい。これらの初期作品には芥川龍之介に影響されたものと菊地寛に影響されたものがあるという。芥川と菊地をブレンドし、そこに井伏の滑稽味を加えたところに太宰作品の地平が開けてきたのだろうかと安直に想像する。
村上春樹新作の情報をチェックしようとしたら、宮城県美術館で「洲之内コレクション展」(http://www.shinchosha.co.jp/tonbo/pickup/sunouchi.html)が行われていることを知る。前回の時は行ったんだよな。今回も行けないものだろうか。
明日の天気は晴れと確認。みちくさ市の順延は成功だろう。行けないけどね。