神の愛でし文庫。


 どんよりとした天気の中を出勤。


 仕事に倦んでパソコン作業の合間にネットで8月の文庫新刊案内を見たらウエッジ文庫の新刊にこれがあって声をあげそうになる。

  • 大原富枝「彼もまた神の愛でし子か 洲之内徹の生涯」(ウエッジ文庫)


 おお、絶版で入手が難しくアマゾンのマーケットプレイスで高額をつけられているこの本がついに文庫になるとは。できれば講談社文芸文庫あたりに入らないかなと日頃思っていたのだが、ウエッジ文庫がその願いを叶えてくれたのだ。それにしても、岩本素白といい、川上澄生といいウエッジ文庫の編集者には味なことをする目利きがいることを実感する。


 このところ洲之内徹関係本の出版が相次いでいる。何度も言うようだが、新潮社はこの流れに乗って気まぐれ美術館シリーズの全冊文庫化へとすすんでほしいものだ。


 今日職場で僕が出資して作ったTシャツの在庫が2枚売れた。臨時収入が2千円入る。不良在庫と化したこのTシャツが全部はけてくれればあと1万は入ってくるのだ。そのため同僚で気に入った人がいたら値引き価格で売って構わないと係の女の子に声をかけておいたら早速購入希望があったというわけ。この調子で残りもお願いしたいな。


 どんより雲、大雨、カンカン照り、どんより雲とめまぐるしく変わる天気の様子をうかがいながら夕方退勤。


 駅ビルのCDショップでこれを買う。

  • HAROLD LAND SEXTET「West Coast Blues!」(JAZZ LAND)

West Coast Blues

West Coast Blues



 クリフォード・ブラウンマックス・ローチ・クインテッドのソニー・ロリンズの前任テナー奏者。ロリンズがビッグネームなだけに地味で影が薄く感じられてしまうが、この派手さはないがじんわりとした味わいのあるハロルド・ランドは結構好きなミュージシャンなのだ。ただ、この人のリーダーアルバムを買うのは初めて。ギターのウエスモンゴメリーとの組み合わせというのも面白そうだ。


 帰宅後、買ってきたCDを聴きながら少し横になる。