桃色の肌。


 本日遅番。8時まで睡眠をとる。


 肌寒い朝なので暖かい湯舟につかって眠気を覚ます。


 歯医者へ行く。予約時間より30分ばかり早目に着く。天井が高く明るい待合室でゆっくり読書をするためにあえて早く来たというわけ。ここで「河岸忘日抄」を読み進む。


 職場へ行き、仕事。先週までの初夏を思わせる日々はどこへいったのだろうか。野外仕事では黄昏時の風が身に染むように寒々と吹いていた。
 その後、デスクワークに戻り、9時まで。最後の1人となった同僚に声を掛けて退勤する。


 餃子の無料券をくれる中華料理屋で野菜つけ麺と無料の餃子を食べる。レジでまた餃子無料券をもらう。なにやら餃子無限地獄へ落ちて行くような気分。まあ、結構美味しい餃子なのでうれしくないことはないんだけどね。


 帰りのバスでは三遊亭圓生「がまの油売り」を聴く。


 往来座の瀬戸さんから先日の外市での売上げを教えてもらう。伴健人商店の売上げは8100円とのこと。1万円以下というのは初めてかな。商売でやっているわけではないのだが、やっぱり、選んで持って行った本が買ってもらえず、売上げが少ないのは寂しい。特に今回は一箱古本市との同時出店などという無謀なことを行ったため、本の品揃えと出品数に問題があったという点は否めない。次回はもっと魅力ある伴健人商店にしたいものだと思う。


 一箱古本市と言えば、あるブログで僕がやっていた“肌色文庫”を“桃色文庫”と書かれている方がいてちょっとビックリ。この名前で中公文庫を並べていたらクロサギならぬ桃色サギになってしまいそう。
 もともと肌色文庫という名前でも、そちらの方の品揃えかと思ったと何人かの人に言われていたので、この勘違いも当然かなと思う。ただ、一箱の時のお客さんに「肌色の中公文庫だから、肌色文庫なんですか。サイコーのネーミングですね。」と言ってもらえたのがとてもうれしかったのを覚えている。