爆発するレバーと温められたキンピラの行方。


 今日の午前中はのんびりとしたスケジュールのため、マイペースで仕事ができる。
 短い原稿を1本仕上げ、カラーコピーを鋏とテープで切り貼りし、算出したデーターをエクセルに打ち込んで処理するなどなどを済ませ、桃と杏の烏龍茶を入れて和風カレーの昼食をとる。


 どこかから「“ギリ”の“リ”って漢字でどう書いたっけ」と聴く女性の声がする。わざわざ“義理”とまで書いてチョコを渡す必要がどこにあるのだろうか。


 午後から忙しくなり会議のハシゴ。


 7時過ぎに退勤するも、8時からの鞍馬天狗に間に合うように本屋には寄らずに直帰。


 夕食を求めてコンビニには寄る。和風パスタとレバーと野菜の炒め物を買い、レンジで温めてもらっているとレバーの方が「ボン!」と言ってレンジ内で爆発する。どうやら付いていたシールに書いてあった加熱時間に間違いがあったらしい。店員が「すみません」と慌てて差し替えたものをレンジに入れる。こんどは加熱時間を短くし無事レンジから出してみるとこれがなぜかキンピラごぼう。また「すみません」と謝りつつ今度はレバーがちゃんと温められて出てきてホッとする。それにしてもあの爆発レバーと温められたきんぴらはどうするのだろうか。まさか棄てたりしないよね。もったいない。
 おかげで8時ギリギリセーフで家に着く。



 昨日友人から貰った韓国海苔をつまみにしながら「鞍馬天狗」を観る。日本を外国に売り渡そうとする豪商から奪った拳銃をラストでこれ見よがしに視聴者に誇示する鞍馬天狗。来週から刀以外にこれも使いますというアピールであろう。


 『みすず』の読書アンケート号を眺める。田中眞澄氏が100円棚で買った古本を中心に挙げ、そこに買った古本屋名まで書いているのが印象に残った。


 田中美穂「苔とあるく」(WAVE出版)をすこし読む。


 風呂で加藤千晶「おっせっかいカレンダー」を聴いた。