午前中にふたつほど仕事をして、外出許可をとり歯医者へ。今日は麻酔をかけられ、上の歯をガリガリガリとやられる。
職場へ戻り、詰め物が固まって麻酔が抜けるのを待って昼食。ジンジャー烏龍茶をいれて鳥の南蛮漬けを食べる。
早目に仕事があがったため、職場から一番近いブックオフまで歩いていく。昨日の今日なのだが、今ひとつ弾まない気持ちが足を向けさせるのだ。
105円棚からいろいろ。
- 松本大洋「メザスヒカリノサキニアルモノ若しくはパラダイス」(フリースタイル)
- 佐藤和正「小説の面白さを語ろう」(和泉書院)
- 「KAWADE夢ムック 総特集 岡崎京子」(河出書房新社)
- 松山巌(編)/垣芝折多(著)「偽書百撰」(文春文庫)
- キトレッジ・チェリー「日本語は女をどう表現してきたか」(福武文庫)
- 安藤哲也「本屋はサイコー!」(新潮OH!文庫)
- 岩佐陽一「70年代カルトTV図鑑」(文春文庫PLUS)
この他に半額棚を眺めていてこれを見つける。
和田誠画伯の挿画が映える晶文社らしいたたずまいの1冊。成田三樹夫、久保田二郎、三木のり平、川谷拓三、トニー谷、林家三平、色川武大、中上健次、松田優作、由利徹、小野二郎といった人たちのポルトレ集。各編にスタンダードナンバーが題名代わりについている。例えば、川谷拓三は「きみ微笑めば」、勝新太郎は「煙が目にしみる」といった具合だ。もちろん、かごに入れる。
- 作者: 高平哲郎
- 出版社/メーカー: 晶文社
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
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コンビニで『週刊現代』を買って帰宅すると、ポストにオヨヨ書林からカタログNo.4「特集 未来の見本」が届いていた。
まず、『週刊現代』から東川端参丁目さんの「リレー読書日記」を読む。
冒頭、ドラムロールのように正月休みに読んだ本が3冊挙げられる。スタンダール「赤と黒」(光文社古典新訳文庫)、「結城信一 評論・随筆集成」(未知谷)、北村太郎「光が射してくる」(港の人)という組み合わせなのだが、当然書評に採り上げてもおかしくないこれらについては触れず、他の4冊について語っていく。勝手な想像なのだが、東川端さんが想定している読者のセンターラインにいるのは冒頭の3冊に心動かされる人たちなのだろう。そういう人たちにとってはストレートではない「保守問答」や「くすぶれ! モテない系」といった別の球種をこれもストライクですよとゾーンの中に投げ込まれている気がする。
その他に挙げられているのは「工作の時代『子どもの科学』で大人になった」と川端康成「新文章読本」。最後の川端本はまるで昔懐かしいドロップを投げられたような新鮮な驚きがあった。
オヨヨ書林のカタログは、シャレた小冊子になっており、映画、美術、モダニズム、エログロナンセンスに関わる雑誌を中心に見事なラインナップだ。ざっと眺めた中では「河野鷹思のグラフィックデザイン」という図録が欲しいな。
風呂に入りながらアン・サリー嬢の歌を聴く。やはり「蘇州夜曲」がいい。ほんのりする。
早いもので今日でこのブログを始めてから4年目を迎えます。2005年1月21日から始めてまる3年経ちました。まさかここまで続くとは思っていなかったのですが、ご覧いただいている皆様の存在が励みになりました。ありがとうございます。
例年のようにしばらく明日からお休みをいただきます。行きつけのミニストップのようにしばらく店内改装のため休業し、またリニューアルしての再オープンを目指します。
まだまだ寒い日が続きますが、皆様お風邪など召しませぬようご自愛ください。