昼の紅茶/一期一会。


 今日の仕事はある部屋にいてぼんやりそこで行われている光景を眺めていればいいようなものであったので、なんともまったりと時間が過ぎていった。


 昼は、昨年からの年越しの茶葉が少量ずつ残っていたのでそれらを持ち寄って一回分のお茶を入れる。二度とできないブレンドであるが、それでも特に違和感なく飲めてしまうのがフレバリーティーのいいところだよな。


 今日職場から歯医者に連絡し、金曜日に予約を入れる。今日は仕事で無理だし、明日は医者が休み。不思議なもので医者に行くことがきまったら歯の痛みが薄らいだような気がする。


 退勤後、本屋を覗いてから帰る。


 『Monthly Takamitsu』134号を手に取る。すでに届いていたのだが外市前後のバタバタで、ゆっくり読めなかったのだ。
 まずは岡町さんも《無念だ》と嘆く書肆アクセス閉店の話題に反応してしまう。赤字を続けていた店に対して客として自分に何ができたのかを問うていかなければならないだろうな。
 そして、やっぱり「イッセー尾形の止まらない生活in12月の東京公演」における「砂丘の古本屋」が観たいなあ。ライブのアウラは薄らいでしまうであろうがせめてDVDででも観ることができることを期待しよう。
 今号の引用欄は江藤淳「文学と私・戦後と私」から。新潮文庫から復刊されたこの文庫オリジナルエッセイ集は、僕も読んだし、yomunelさんも、坪内祐三さん(「アメリカ」)も触れていた。個人的には江藤淳エッセイは今かなり“来ている”感じなのである。やはり、絶版になってしまったちくま学芸文庫の「江藤淳コレクション〈2〉エセー」を手に入れたいものだ。