自己研鑽より自己嫌悪。


 小雨の降る中を出勤。


 今日は昼から職場での研修に参加する。グループに分かれて与えられた作業をこなしていくというもの。
 風邪で体調が悪く、あまり気乗りもしないのだが、面倒くさがりなくせにせっかちという性格から、ついあれこれに口を挟んでしまう。それでますます疲れるのだ。結局、共同作業を通じて仕事のスキルを上げるとか、同僚への理解を深めるとかいった研修の目的はどこかへ飛び、ひたすら自分の性格をいやというほど眼前に見せ付けられた時間となった。
 自己研鑽より自己嫌悪が先に立つ。


 職場の食堂で夕食を食べてから、用意された車で宿泊先のホテルへ移動。どう見ても自分の家に帰るほうが近いのだが、明日の研修に備えて全員が身柄を拘束されるのだ。はぁ。


 ホテルの部屋に入ると、テレビ兼パソコンが置いてあるではないか。早速、晩鮭亭日常を呼び出して、ブログ散歩。


 昨日、見つけられなかった坪内祐三「大阪おもい」が、すでに発売されていることを知る。10月1日発売に変わったんではなかったのか。


 風邪薬を飲んで、竹中労「無頼の点鬼簿」(ちくま文庫)をベッドで読む。


 明日のことも考えて、早く寝ることにしよう。