ウエディングドレスより大切なもの。


 1時間ほど寝坊して起床。なんとか始業時間には間に合った。


 どうも先日から鼻水が出るなと思っていたら、風邪をひいたらしい。夕方が近づくにつれてダルくなる。


 同僚にあとを託し、7時過ぎに退勤する。
 本屋へ。確か今日が坪内祐三「大阪おもい」(ぴあ)の発売日ではなかったかとあちこち探すが見当たらず(あとで検索すると10月1日に変わっていた)。代わりにこちらを見つける。

  • 『Lmagazine』11月号

 特集は“きちんと、野菜”。40過ぎて野菜が大好きになっている自分に気づく。


 エルマガを持ってぶらぶらしていると新書の平台にあったこれが眼に飛び込んでくる。

 これは、副題にあるように系図集。系図好きの小谷野さんが政界、文学界、学界、梨園などの系図を載せ、それに2、3ページのコメントをつけている。これがなかなか面白い。あの人とあの人がこんな風につながっていたのかという驚きが楽しい。


 帰宅して、栄養価の高そうな夕食を食べて、栄養ドリンクと風邪薬を飲む。


 『Lmagazine』から「天声善語」を読む。山本善行さんが愛読するという伊藤整「近代日本の文学史」(カッパブックス)を読んでみたい。


 テレビをつけたら健康飲料のコマーシャルで、今どきのオシャレ系の女性古本屋店主という設定に出くわす。そのドリンクで若さを維持した彼女は客である20歳の男子大学生と何年後かに結婚するのだ。
 彼女のしあわせそうなウエディングドレス姿よりあの古本屋はどうしたのかという方が気になって仕方がない。二人で続けなよ。


 メールで友人と本の宅配便の話。来月は一箱にも参加できず、外市もないため、溜まった本の処分方法としてこれまでも何回か本を貰ってもらっている友人宅へおくることにする。リクエストは“小説”。
 さて、何にしますか。