今日もいい天気。昨日より湿度がなく風が心地よい。
仕事に出ようとして鞄の中身を確認すると、昨日の携帯本であった高田里惠子「文学部をめぐる病い」(ちくま文庫)が入っていない。どうやら乗っていた電車の椅子に置いたまま降りてきてしまったらしい。ショック。あの本には旅猫さんで買ったお気に入りの酒袋ブックカバー(緑)を掛けていた上に、先日古書現世から目録注文した品の振り込み票も畳んで挿んであったのだ。自分のうかつさを嘆く。
日焼け止めを塗って野外仕事。昨日より楽だが、直射日光を浴びていると軽い頭痛がしてくる。周囲に悟られないようにそっと日陰に移動。
退勤後、紛失ショックで代わりを入れてこなかった携帯本を探しに地元のサブカル系古本屋へ。文庫の100円棚を物色しているとこれを見つける。
- パトリシア・ハイスミス「黒い天使の目の前で」(扶桑社ミステリー)
ハイスミスの短篇集だ。この人の小説は癖になる。ダブリかもしれないがちょうどいい。すると単行本の100円棚の方にこれがあった。
爽やかな薄い青としっかりした白の取り合わせが気持ちいい。この山田さんのエッセイ集が100円で手に入るなんて今日はツイてるな。
- 作者: 山田稔
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
悪いことがあればいいことがあるものだと気分をよくして歩いていると以前うどん屋だった店舗が餃子屋になっているのを発見。昼食がまだだったので入ってみる。餃子6個にご飯と野菜スープともやしを辛くあえた小鉢が付いたランチ(500円)を食べる。なかなか美味しい。
帰りのバスは桂枝雀「夏の医者」を聴く。夏ですから。
帰宅して洗濯して冷えピタを額に貼って少し仮眠をとる。その後、仕事の本を読んだり、机に向かって仕事をしたり。
10時になったので机を離れてテレビの前へ。サッカーアジアカップ準決勝「日本対サウジアラビア」戦を観る。終始サウジに先行される展開で結局3対2で敗れた。この準決勝中継から解説に登場したセルジオ越後氏の言っていることが逐一その通りなのでかえって聴いているのがつらくなる。それ以上にただ叫んでいる松木解説はもっとつらいが。
「okatakeの日記」で“書肆アクセス記念本”の出版が予定されていることを知る。どのようなカタチでも書肆アクセスという書店の存在が残っていくことはうれしい。
南陀楼綾繁さんをはじめとしたみなさんの努力に声援を送りつつ、僕はアクセスがある限り、あの店で本を買っていくつもり。
なんだか今日はいいこととわるいことが《かわりべんたん かわりべんたん》(by横山やすし)にあった日だった。