読まねばならぬ本ばかり。


 通勤のバスに乗っていると、前の席に腰掛けた若いスーツ姿の男性が文庫本を読み始める。ページの肩に「月のしずく」と書いてあるのが見えた。浅田次郎か。今朝が読み始めらしく、最初のページから読み始めたと思ったら、すぐに最後尾あたりのページに移動する。どうやら、解説かあとがきを先に読んでいるようだ。僕も本はあとがきから読み始めるタイプなので、同類を見つけたような気分になる。


 今日は朝から夕方までかけて20組をこえる人々と会って話すという仕事をこなし、さすがに疲れた。人と会うことも、しゃべることも苦手なのだ。同僚は誰も信じてくれないけれど。


 退勤して、本屋へ。

のだめカンタービレ (18)(講談社コミックスキス)

のだめカンタービレ (18)(講談社コミックスキス)

 「のだめ」の新刊が先月出ていたことに気づいていなかった。来年くらいにフジテレビでドラマ「のだめ」の続編をスペシャルでやるらしい。楽しみだ。
 その他、仕事の本を2冊買う。


 帰宅後、「のだめ」を読む。千秋とのだめの別居の話を中心に、孫Ruiの苦悩と千秋への思いが大きく扱われている。久し振りに「のだめ」世界に浸った。


 部屋に積んである本の山を整理。バラバラになっていた未読の石田千本、斎藤美奈子本、三國一朗本をとりあえず同じ場所にまとめる。その他、忘れていた未読本と多数再会。これだけ長く放っておいて、他に目移りしている状態を女性相手に続けていたなら、必ずその人は去っていくだろうが、本は去ることなくいつまでも待ち続けている。それが、ある意味負担に感じられなくもない。モテモテのプレイボーイの気持ちってこんな感じなのかと想像してしまった自分を笑う。


 崩した本の山から何冊か外市用の本を発掘した。


 BLUE NOTE CLUBから送られてきたCDサンプラーを聴く。今回のサンプラーはアナウンス付きのライブ音源を収録している。中でもケニー・ドーハムが自らアナウンスをした後にトランペットを吹く「ニューヨークの秋」が最高だ。オリジナルはこのアルバム。
 


 

カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム

カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム